ストレスが原因と言われても思い当たる節がない場合

ストレス
現代はストレス社会といわれていますから、「ストレスをなくそう」「ストレスを解消しよう」という言葉もよく見聞きしますよね。
一方で、「病院で診察してもらったら、ストレスじゃないかと言われたけど、私は特に嫌なこととかはないです」という方もいらっしゃいます。

あなたはいかがでしょうか。ストレスを感じていますか?

「ストレス」と聞くと、ネガティブなイメージを持たれるかと思います。「自分にとって嫌なこと」というふうにですね。
ところが今の私たちの生活は、あなたの好き嫌いに関係なくストレスがたくさんあります。そしてそれらは決して全てが悪いものとは限らないのです。

どういうことかというと・・・

例えば、学生が試験を受けることも、ドライバーが車の運転をすることも、一種のストレスです。いつもは乗らない方面の電車に乗ったりすることも、普段は屋内で過ごしている人が1日ずっと外で過ごすこともそうです。

集中や緊張、また「いつもとは違う」ということは脳に負荷がかかります。外で気分転換していても、いつも屋内にこもっている人にとっては、身体に負荷がかかります。

つまり、「いいこと・悪いこと」の「悪いこと」が必ずしも「ストレス」ではないのですね。
逆を言うと、「ストレス」が100%悪いものとも限らないのです。たまには刺激を入れてあげるのも、身体にとってはメリットになることもあるのです。(重りを持って筋トレすることを「負荷をかける」と言いますよね)

では、良いも悪いもない「ストレス」とは、どう向き合えばいいのでしょうか。

ストレスとの向き合い方

ストレスで体調を崩すと、「自律神経のバランスが乱れる」とも表現できます。自律神経とは「交感神経」と「副交感神経」のバランスで成り立っているのですが、簡単に言うと、「スイッチオン」と「スイッチオフ」です。

交感神経が高まる(スイッチオンになる)から、仕事や車の運転に集中したり、早く走ったりすることができます。このとき、副交感神経はお休み状態です。
副交感神経が高まる(スイッチオフになる)から、リラックスできたり、夜に眠ることができます。交感神経はお休みしています。

このオンとオフのバランスが大事なので、あなたの好き嫌いとは関係なく、このメリハリを意識してみましょう。
例えば、いくら運動が好きでも、夜の寝る直前まで筋トレをしていたら、睡眠が浅くなりがちです。逆に、「ラクが一番ストレスなくていい」とずっと家の中にこもってテレビやYouTubeなどばかり見るのも、筋力が低下して免疫力も低下します。これでは感染症にかかりやすいですよね。

1日の中で、1週間の中で、「静と動」のバランスを取ること。特に身体をそうすることによって、思考や感情のバランスも取れてきます。
ネガティブ思考が続く状態で、なかなか個人の努力だけでポジティブに変えるのは難しいですが(不可能ではありません)、思考や感情はさておき、まずは身体を動かしたり休めたりすることで、思考や感情もそれに伴ってきます。

「ストレス」という言葉が身近すぎて、危機感を覚えない人が多くなっていますが、小さな芽のうちにリセットしていきましょうね。

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