私たちが普段よくお世話になるのは、西洋医療です。
内科、胃腸科、耳鼻科、皮膚科…など、身体を各部位に分けて診察し、薬で対処する方法ですね。
一方、東洋医療というのは、鍼灸や指圧、漢方をはじめ、入浴や日光浴も東洋医学的な療法になります。
幸せ腸セラピー協会の腸セラピーも、この「東洋医学」の考え方をベースにしておりますので、今日は東洋医学の目線で「イライラと腸活」についてお届けします。
まず、東洋の考え方の基本として、身体を切り取って各部位だけに焦点を当てることはなく、「なぜ、そこに症状が現れたのか?」という目線があります。お腹の調子が悪くても、お腹そのものが悪いとは限らず、お腹をとおして身体が何かを訴えていると考えます。
そして、各臓器には感情が宿るとも考えられており、腹部には精神が宿ると昔からいわれてきました。
「五行(ごぎょう)」という東洋思想から生まれた哲学あります。
これを見ていただくと、肝臓と怒りが同じグループにあるのがわかるように(緑色の木グループ)、身体と感情がセットになっているのです。
さらには、それぞれ線でつながっていて、互いに補い合っていることもわかります。
つまり、イライラ(怒り)をしずめるためには、感情だけではなく体からも対処できるのです。
感情と身体をセットでとらえること、感情も身体もそれぞれ補い合っていること。
では、どうしてこれが「腸活」と結びつくのでしょうか。