便秘や下痢などのお腹の不調がある方が、いくら腸もみを受けても効果を感じられないとしたら、お腹以外の部位に目を向けましょう。
便秘などは腸の調子がおかしいのだと思いがちですが、人間の身体はそんな単純なものではありません。ましてや、お腹を揉んだら便が出るとか、あり得ないです。管が詰まったのとはわけが違います。
私たちが生まれてからずっと身近にあった医療は「西洋医学」で、これはケガを治すのが得意なんですね。悪くなった箇所に治療を施します。足なら足、頭なら頭、お腹ならお腹です。
一方、「東洋医学」は体質改善に向いています。たとえば花粉症とか、冷え性などもこちらの方が得意です。治療としては「なんでここにこんな症状が出たのかな」と全身を観察するところから始まります。
足の調子が悪い原因は腰かもしれないし、頭が痛いのは肩こりからかもしれなくて、お腹の調子が悪いのなら「手足」を観察してみましょう。