私は介護予防運動指導員の資格を活用して、兵庫・大阪の4か所の施設に行って、体操教室を開講させていただいてます。
週1回のところもあれば、月1回、月2回と、施設によって頻度は異なりますし、椅子に座ったまま行うものもあれば、ボクササイズを実施しているところもあるんです。
起業する前は、デイサービスのインストラクターとして働いていました。そのデイサービスは東京に十数か所あって、同じ研修を受けたインストラクターが各デイサービスに配置されていたのですが、どうやら私だけ雰囲気が違う…ということを、同僚に聞いたことがあります。
多くのインストラクターは「まさにデイサービスのレクレーションっぽい」のに対し、私は「フィットネスクラブのレッスンっぽい」とのことでした。デイサービスで働く前の職場が、まさにフィットネスクラブだったので、その名残があったんでしょうね。ともあれ、これは私の特徴として、利用者様にはとても好評でした。
こんな感じで、介護予防運動指導員という仕事を9年ほど続けております。昨日も体操教室の出張に行っていたのですが、先日の「健康博覧会2023」で得た情報が、ここでも役に立ったのです。
健康意識が高い人は前向きで熱心!
高齢者対象のサービスといえば、いかに手厚くサポートするかといったものが多いのですが、健康意識がとても高い方々ももちろん大勢いらっしゃいます。毎週開催しているボクササイズに、きちんと毎週来られる方も多いのです。しかも、10分前には着席して、いつでも始められる態勢でいらっしゃいます。
このような方々は、レッスンが始まる前に個別に私の所へ来られて、質問や相談事をお話しくださいます。例えば、筋肉を増やしたいから、スクワットをやっているんだけど、他に何かできることはありますか?という感じです。
その方にお答えした後、全員の前で、「こんなことってありませんか? そんなときは…」と『よくある悩みと一般的な対策』としてお話しします。すると、質問に来られた方以外の方…というか、みなさんが首を縦に振りながら熱心に耳を傾けておられるのです。本当に真剣な表情で、他人事ではないといった感じです。
そんな中、「この前、健康博覧会っていうイベントに行ってきまして…2日間で9つのセミナーを受けてきました。そこで話されていたんですけど…」と介護になるリスクとしてこんなことがありますよとお話ししました。
高齢者向けの体操っていうと、とにかく明るく楽しく過ごす!をイメージされることもあるのですが、私が担当させていただいているクラスは、楽しいだけではなく、もっともっと現実的で、楽しむと同時に効果も期待されている方が多いです。なので、私自身がすでに持っている知識だけでなく、「ついこないだ、仕入れてきた話ですけど」で始まる情報は、とても新鮮な感覚で聞いておられました。
この光景から私が感じたのは、常に勉強することを止めてはいけないということと、学んだらそれをシェアする。独り占めにしないということ。人に伝える立場である以上は、少なくとも自分が関わっている業界にアンテナを張り、インプットとアウトプットを繰り返すことが大切だなと、改めて感じました。
「健康博覧会2023」のシェア会
ということで、2月8日~9日に参加した「健康博覧会2023」で得た情報は、3月11日(土)にオンラインで情報共有したいと思います。このシェア会の参加対象は、腸セラピスト養成スクール卒業生と受講生とさせていただきます。参加費は無料で、当日参加が難しければアーカイブをお送りしますね。
このように、協会セラピストさんには、腸セラピストになるための講義が終わってからでも、外部からの情報もどんどんシェアしております。資格を取って終わり、ではありません。一緒に健康な社会をつくっていきませんか。腸セラピスト養成スクールに興味がある方は、まずは無料説明会からお気軽にどうぞ。