「腸活」や「腸を整える」と考えた時、多くの方がまず食べ物について意識すると思います。
確かに、腸に関わらず、「〇〇を食べると元気になる!」「〇〇を食べている人は健康長寿!」などと、テレビの健康情報では見聞きしますね。
中でもヨーグルトや乳酸菌飲料などを積極的に摂ろうとしている方は多いのではないでしょうか。
あなたは、それらを積極的に摂ることによって、食べる前より調子がいいと感じていらっしゃいますか。
もし、身体によいとされるものを意識して食べているにも関わらず、これといって体調がよくなったとは思えなかったり、期待していた腸活の効果を感じられないと思うのであれば、この記事がお役に立てます。
今日からはぜひ、何を食べるとよいのかではなく、『何を食べないか』に意識を向けてください。
汚れたり疲れたりした腸では、栄養も吸収できません。まずは、腸をきれいにしましょう。
ちなみに腸は潔癖を好まないので、考え方も「白か黒」「ゼロか100」ではありません。
“できるだけ”食べない、“できるだけ”買わない、というところからで十分です。
では、食べないようにする3つの食品をご紹介します。
酸化した油
油自体はおそれずに摂ってほしいのですが、揚げたり焼いたりしてから時間が経ってしまった食品は避けましょう。油が酸化しているため、オススメできないのです。
揚げ物の風味や味が劣化するだけでなく、栄養価の低下も招きます。
また、少量であればすぐに症状が出ることもありませんが、酸化している油をどんどん体内に入れると、健康被害にまで及びます。
具体的には軽い症状なら下痢や嘔吐など、重い症状になると肝臓や腎臓、血管への負担がかかるので、動脈硬化なども心配です。
ご自宅で揚げ物を作るとき、油を使い切るようにしてください。
また、その日のうちに食べきる量だけを作るという心がけも大切です。
油そのものを選ぶことも重要なのですが、それはまた別の機会にお伝えしますね。
加工肉
ほとんどの加工肉(ハムやウインナー、ベーコン)には亜硝酸ナトリウムという添加物が使われています。これはお肉を鮮やかに見せてくれる発色剤なのです。確かに見た目の印象で食欲が影響されるとは思いますが、「発色剤」は必要でしょうか。
亜硝酸ナトリウムのおかげで、食中毒の原因になる「ボツリヌス菌」の発生を抑えられていることから、防腐剤としても使われています。一方で、摂取し続けるとがんになるリスクが高いことも懸念されているのです。
私は自分では加工肉を買いませんが、外食で出てきた分は残さずにいただくというスタイルにしています。
身体のことを考えて、発色剤不使用の加工肉を販売しているスーパーも少しずつ出てきました。機会があれば探してみてください。
菓子パン
もし加工肉を減らせなくても、これは何とか減らしてほしい!というのが、菓子パンです。
朝ごはんやお昼ごはん代わりに食べていませんか。
小麦粉が腸に負担をかけるだけでなく、たくさんの砂糖が使われていますよね。
「疲れたときは甘いものを」という気持ちもわかりますが、甘いものをしょっちゅう食べていると、疲れやすい身体になるのです。
すべてのパンを食生活の中でゼロにする必要はありませんが、「菓子パン」は今より少し減らしてみてください。
疲れにくくなったというお声をたくさんいただいております。