ストレスがたまってしまったとき、あなたはどのような対処をしますか?
もし、「甘いものを食べてストレスを発散する」のであれば、要注意です。
もちろん、甘いものは一切、口にしないでくださいというわけではありません。
食にはいくつか役割があり、「健康のために栄養を考えて食べましょう」という考え方がメインです。
そのほかに、「食を楽しむ、食を通じて喜びを味わう」という役割もあって、これは「感覚機能」といいます。
つまり、栄養面を横に置いてもいいという考えもあるのですが、「ストレス発散には甘いもの」という公式があるのなら、ここで一旦立ち止まってほしいのです。
そこで、今回お届けするのは、この2つです。
・危険!イライラした感情を甘いもので抑えること
・道具はいらない!感情を穏やかにする簡単な方法
それでは一つずつ、解説していきます。
イライラした感情を甘いもので抑えることの危険性
そもそも、なぜイライラしたときに甘いものが食べたくなるのでしょうか。
甘いものを食べたときに、脳は喜びを感じるホルモンを出します。
ですので、イライラ感をやわらげるために、無意識に甘いものを欲しがると考えられます。
これだけを切り取ると、イライラしたときに甘いものを食べることは自然なことに思えるのですが、食べ物の影響はこれだけでは終わりません。
この流れで得た喜びの感覚は、脳の一部を刺激し、「またあの感覚を得たい!」と衝動的な気持ちを強くすることがわかっています。
本人の意志や理性でブレーキをかけるのは難しくなり、脳が満腹のサインを出しても食べたい気持ちが抑えられません。
そのまま食べ続けると当然、胃腸の負担が大きくなります。これはアルコール依存症と同じで、糖依存や血糖スパイクにつながる可能性も十分にあります。
血糖スパイクとは、血糖値が激しく上がり下がりすること。
糖尿病以外にも次の項目に当てはまる場合も要注意です。
・食べてもすぐにお腹が空く
・食後すぐに眠くなる
・夜眠れているのに、日中襲うような眠気がある
・すぐにカッとなる など。
糖依存や血糖スパイクになると、生活習慣リスクが高まります。
そうなる前に、「ストレス発散のために甘いものを食べる」という行動は少しずつ控えて、糖に頼らない方法で感情をコントロールしてみませんか。
感情を穏やかにしてくれる道具不要の簡単な方法
脳を刺激する以外にも、喜びや幸福感を感じられる方法があります。
それが「腸もみ(腸セラピー)」です。
東洋医学では、小腸は「喜び」を司っている臓器と言われ、腸で作られるホルモン(セロトニン)は幸せホルモンとも呼ばれています。
自分で簡単にできる腸もみ(腸セラピー)の仕方をお伝えしますね。
仰向けになり、手のひらで腹部をさすって温めてから(着衣のままで構いません)、人差し指・中指・薬指の3本で、腹部をゆっくり押します。
そのとき、ふーっと息を吐きながら意識をお腹に向けて、心地いいなぁと感じる程度に行います。
イライラしていると意識が外に向きがちですが、こうして自分の中心(お腹)に集中することで瞑想をするような穏やかな感覚に戻れます。
- 食べてもすぐにお腹が空く
- 食後にすぐ眠くなる
- 甘いものを食べる習慣をやめたい
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