腸もみ、腸セラピー、腸マッサージ…、様々な名称がありますが、どれも行うことはほとんど同じです。
具体的に何を行うかというと、「なでる、もむ、押す」の3つに分解できます。
これは腸もみに限ったものではなく、アロマトリートメントなど含めたボディケアは一般的に、
・なでる(軽擦/けいさつ)
・もむ(揉捏/じゅうねつ)
・押す(指圧)
の手法を組み合わせて行うことが多いです。
まず、仰向けになった状態で、腹部をなでます。実はこれだけでも緊張が解け、脳もリラックスし、身体も温まってくるのです。
メインは「押す(指圧)」です。人差し指・中指・薬指の3本で押すのですが、このようにお腹を押している写真を見たことはないでしょうか。
「お腹を押す」と聞くと、「痛くないの?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
そこでこの記事では、お客様の声を元に、
・痛くないのか?
・もし痛い場合は、身体の中で何が起こっているのか
この2点をお届けいたします。
腸もみは痛くないのか?
お客様に腸もみをした後、率直な感想を伺うのですが、以下の2パターンのみといっても過言ではありません。
・「全く痛くなくて、気持ちよくなって寝ていました」
・「そういえば、この辺りがちょっと痛かったです」
後者は「あえて言うならこの辺りが痛かった」という程度だったり、痛い場所もお腹全体ではなく、ピンポイントのようです(場所は人によります)。
マッサージを受けに行って、特にこっている部分は多少痛みが伴うことはありますよね。腸もみで痛みを感じるとすれば、このように特にお疲れの場所がピンポイントで現れたことになります。
痛い場合は身体の中で何が起こっているのか
ほとんどの場合は、便がたまっているか、冷えて凝り固まっている、疲れが出ていると考えてもらって構いません。
また、疲れているのは腸そのものではない場合もあり、例えば肺や胃、肝臓など、他の臓器であることも考えられます。
お客様の様子を見ていると、腸もみをして痛いと感じる部分に対して、「なぜ、ここが?」と思われるほど、自分でも気づかなかった不調のサインを受け取ることができたり、根本的な原因や、改善するヒントが得られることが多々あります。
例えば、便秘に悩んでいる方に腸もみをすることで「不眠」が浮き彫りになり、その「不眠」を解消したことで、お通じがよくなったケースがあります。
ちなみに、胃腸は寝ている間に翌朝の排泄の準備をするので、「不眠」は便秘を招きますよ。
腸もみを受けてくださったお客様は、「おもしろい」「奥深い」とおっしゃいます。
あなたのお腹は何を教えてくれるでしょうか。
ぜひ一度、お腹の声を聴いてみてくださいね。
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どこがいいか迷われたら、一度協会にお問い合わせくださいませ。