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コロナだけじゃない!高齢者に忍び寄る日常を変えてしまう恐怖とは

高齢者とフレイル予防
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年春ごろから生活が一変してしまいました。
感染しても無症状で済む人はいるものの、特に高齢者や持病をもっている方にとって、この目に見えない恐怖の影響で行動に制限がかかります。
場合によっては命取りになることから、外出は必要最低限に抑えておきたいと思うのは、ご本人もご家族も同じだと思います。

しかし、このコロナ渦において、高齢者には別の危険な症状が出始めています。

身近にご高齢の方はいらっしゃる方は、何か思い当たることはないでしょうか。

それは、「フレイル」です。

フレイルは、「要介護状態に至る前段階として位置づけられるが、身体的脆弱性のみなら ず精神心理的脆弱性などの多面的な問題を抱えやすく、自立障害や死亡を含む健康障害を招きやすいハイリスク状態を 意味する。」 と定義されている。(厚生労働省)

つまり、「要介護状態の一歩手前」の状態です。
介護というと、思うように動けず、食事や排せつ、入浴などの介助が必要な身体の状態をイメージされるかと思いますが、上の定義にも書いてあるように、気持ちの面でも、ネガティブになったり、感情の起伏が激しくなって他人(家族)に当たる、家族に依存して自分では動かない…などの問題が出てきます。

このコロナ渦で、様々な行動の自粛を求められた結果、

・身体を動かす機会を失って、身体機能の低下がみられる
・同世代の人と会話する機会を失ったことで元気をなくす

ということが見られています。

身体を動かさないことで出てくる影響は、身体面だけではありません。
お腹が空かなくなり、食事の量やタイミングにムラができたり、お菓子を食べて食事がのどを通らない話も伺います。
また、夜、寝つきが悪くなって、そのしわ寄せで日中にたっぷりと昼寝をし、生活リズムが乱れるケースもあります。

この要介護の一歩手前の「フレイル」になったと気づいたり、これを予防したいと思われた方は、次の3つを心がけてみてください。

フレイル予防3つのポイント

1日20分は日光を浴びる

外出しなくても、日光を浴びることはできるはずです。どうしても家から出られないときは、窓ガラス越しでも構いません。
できれば、まずは朝起きてすぐです。そして1度に20分でなくても、1日トータルでも、出来る範囲で始めてください。



寝る前に入浴する(41度までの温度/15〜20分)

ポイントは「寝る前」です。例えば18時ころに入浴し、22時に就寝する方もいらっしゃるかもしれませんが、身体の調子を「今より良い状態にしたい」という場合は「寝る前」の入浴が効果的です。
ご高齢の方は熱めの温度設定を好む方も多いでしょうが、42度(以上)になると、血圧が急上昇し、お風呂から出た後には急激に体温が下がり始めるので、41度までの温度でじっくり湯船につかってください。


水分補給をこまめに

特に高齢になると、のどの渇きに鈍感になります。また、今のように「こまめに水を飲もう」とは言われていなかった時代を過ごされているので、こまめに水分補給をする習慣がありません。
理想なのはお水ですが、なかなか飲んでもらえない時は、お茶でも構いませんので、食事時間以外でも水分補給をしていただきたいです。


「フレイル予防」は国が掲げています

「フレイル」という言葉自体は、まだそこまで浸透していないように私は感じていますが、政府はコロナ関係なく、フレイル予防を掲げています。
年をとったら介護施設にお世話になろう、という考えではなく、なるべく介護を必要としない心身を作っていくことが、少子高齢化社会で必要なんですね。

厚生労働省が「フレイル予防」についてまとめている資料があります。
カラーのイラストつきで、とても見やすいので、気になる方は是非一度ご覧ください。


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