「腸もみを通して、日頃から健康状態を整えましょう」 私は常々、このようにお伝えしています。
日本は医療体制が整っており、私たちは3割負担で質の高い医療を受けることができます。それなのに、なぜわざわざ自分自身で努力し、腸を整える必要があるのでしょうか。
内科医の「とりあえず」に感じた違和感
まだ私が腸もみに出会うずっと前、添加物や小麦製品などもそれほど気にしていなかった頃の話です。
ある時、なかなか治らない風邪に困り、近所の内科を受診しました。一通りの診察を終えた後、医師から告げられたのはこんな言葉でした。
「とりあえず薬を出しておくので、飲んでおいてください」
よく聞くフレーズかもしれません。しかし、当時の私は「とりあえずって何だろう?」と、その不透明さに違和感を覚えました。まるで自分の体が、原因も分からないまま処置される「実験台」のように感じてしまったのです。
同時に、疑問が湧きました。 「なぜ、睡眠や食事、生活習慣について一切聞かないのだろう?」

医師を批判したいわけではありません。医療は「今ある症状」を抑えるプロです。
これはまた別の医師が話していたのですが「医師は健康のスペシャリストではなく、病気のスペシャリスト。治すことが仕事なので、予防分野に強いわけではありません」と。(予防に力を入れたいとお考えだからこそのご発言でした)
本来風邪を引いたときに必要なのは、薬で症状に蓋をすること以上に、しっかり休養し、内側から回復する力を助けることではないでしょうか。
「休む勇気がないから薬で何とかする」という選択が、結果的に治りを遅くし、パフォーマンスを下げている……。
そんな現代の当たり前になってしまったサイクルに、強い疑問を感じた瞬間でした。
「手術したのに治らない」10年間の膝痛との闘い
もう一つの大きな転換点は、大学生時代の怪我です。チアリーダー部に所属していた私は、膝を痛めて手術を経験しました。
何度も注射を打ち、最終手段として選んだ手術。しかし、術後も膝の痛みは一向に消えませんでした。リハビリとして言われた「太ももの筋トレ(スクワット)」を自分なりに10年間続けましたが、全く効果はありません。
「手術までしたのに、一生この痛みと付き合うしかないのか……」
そんな諦めの中、あるスポーツトレーナーとの出会いが運命を変えました。私のスクワットを見たトレーナーさんは一言、「フォームが間違っています」と指摘してくれたのです。
プロの指導のもと、正しいフォームで運動を継続した結果、あんなに苦しんだ10年来の膝痛から、あっさりと解放されました。
悪くなってから「お任せ」の手術や自己流の努力でどうこうするのではなく、その前に「正しい知識を持ち、正しく自分の体を動かすこと」こそが、自分を作るのだと、痛感したのを今でも覚えています。
自分の体の「最高責任者」は自分である
風邪や膝痛、さらには過去の心療内科への通院経験を通して、私は一つの答えに辿り着きました。
それは、「丈夫な体を作るのも、弱った体を治すのも、最終的には自分自身にかかっているということです。
もちろん、現代医療や薬が必要な場面は多々あります。命を救ってくれる素晴らしいものです。しかし、以下のような「他力本願」になってはいないでしょうか。
薬はあくまでサポートです。薬が体を治すのではなく、薬の助けを借りながら「自分の体が治っていく」のです。
まとめ:腸もみは「自分を愛する」第一歩
私が腸もみをお伝えしているのは、単に便秘を解消するためだけではありません。腸を整えることは、自分の体の声に耳を傾け、自分自身でコンディションを管理する「自立した健康」への第一歩だからです。
「どこかが悪くなったら直してもらう」という考えから、「毎日を心地よく過ごすために、自分で自分を整える」という考えへ。
あなたも、自分の体の最高責任者として、今日から腸を労わってみませんか。その一歩が、10年後の健やかな体を作ります。