「薬には副作用がある」このことを見聞きしたことはあると思うのですが、一体どれくらいの人が真剣に捉えていらっしゃるでしょうか。
実は多くの薬には、「便秘」という副作用があります。
もちろん、全員にこの症状が現れるというわけではないですが、「服薬中に便秘になっても、それが副作用だとは疑わない」のが現実ではないでしょうか。もしくは、「便秘くらい…」と軽くとらえる方もいらっしゃるかもしれません。
持病がある家族の代わりに、医師が処方した薬を受け取りに行った際、薬の説明を聞きました。
その中で一つだけ、副作用欄が空欄だったものがあったので、「この薬の副作用は何ですか」と尋ねたところ、薬剤師からはこのような返答がありました。
「副作用としては便秘があります。もしそれでお困りでしたら、医師から下剤を処方してもらうこともできますよ」
副作用のためにまた薬を増やす…。この悪循環は絶対避けたい! という思いと同時に、「こうして薬が増えていくのか…」そう悶々と感じたのを今でも覚えています。
副作用が便秘とは、実は大きな矛盾なのです。
どういうことかのご説明と、持病があった家族のとった行動をお伝えしますね。
「副作用が便秘」の矛盾
薬を飲む理由は、身体をよくするため、病気を治すためのはずです。
そして、便秘ということは、体内に毒素がたまっている状態ですよね。
体内に毒素をため(るリスクを抱え)ながら、身体をよくするというのは、相反すること。
便秘しながら、他の臓器をよくするというのは、それこそ矛盾しているのです。
副作用で本当に便秘なった家族の行動
家族はそれより前から、漢方医にも病気の相談をしていました。
このときは薬の効果よりも、とにかく便秘の方に悩んでいたので、漢方医が改めて服用している薬の確認をしてくださいました。
多くの薬に便秘の副作用があるとはいえ、その中でも特に便秘になる可能性が高いとのことで、(もちろん医師に相談して)やめることになりました。
結果、やめてよかったです。
これはあくまでも、私の家族の例です。
とはいえ、「薬をやめたら元気に歩けるようになった高齢の方」や、「動悸の原因は不必要な貼り薬だった」「不整脈の原因が副作用だった」というお話しもたくさん伺っています。
薬を飲んでも病気が治るどころか、別の症状で苦しい思いをされているのであれば、副作用を疑ってみてくださいね。
不安なことがあれば、市販の薬で蓋をするのではなく、正直に医師に相談してみてください。
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