サロンで出会うお客様は、何かに悩まれています。
便秘だったり、冷えやむくみだったり、イライラしやすいといった感情面だったり…。
それらをどうにか変えたくて、でも変えられなくて、私たちのような小さなサロンに足を運んでくださいます。
もちろん、私たちセラピストも、お客様の悩みを解決するプロとして活動しているのですが、時々このようなことをおっしゃるお客様がおられます。
「自分に集中したら、悩みがなくなった」
みなさんは自分の健康面や人間関係に悩まれているのに、「自分に集中したら悩みがなくなる」とはどういうこと? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でもこれは、腸セラピーを何度か繰り返してきたお客様が、自発的におっしゃるのです。それも複数人。
他人とかかわりながら生きていたら、周りを気にしないなんて不可能のように思われますが、多くの人は自分のことより他人のことで頭がいっぱいです。
「あの人に何て思われるだろう」というのは、「あの人」が何を思うかを一生懸命想像しているということですよね。
「うまくいかなかったらどうしよう」は、周りの人が何て思うだろうかを、一生懸命想像しているということでしょうか。
まずはあなたの健康面や人生そのものを、自分で解決しようと腹をくくったら、「今できる事」に集中するだけになるので、冒頭のような言葉が出てくるのだと思います。
目の前に大きな川があったら?
水たまりのように飛び越えるのは難しい、大きな川があなたの目の前に現れたらどうしますか?
大きく見上げる山が、あなたの前方に現れたらどうしますか?
「越えられない…。やっぱり私にはムリだ」と思うのか、
「どうしたらこれを越えられるだろう」と、越える前提で考えるのか。
これが大きな分かれ道です。
そして川を泳いだり、山を登ることだけが、越える方法ではありません。
船があるかもしれませんし、誰かが親切に乗せてくれるかもしれません。山を越えるために、もうすでに誰かがトンネルを掘ってくれているかもしれません。
また、川も山も、真っ直ぐ突き進むのではなく、回り道をすれば、橋やゆるやかな道が整備されているかもしれないのです。
目の前のことに集中し、解決させる! という前提でいると、そもそも「悩む」ということが減っていきます。
「あぁ、また山が来た。先に越えた人にコツを聞こう」
このような感じで、クリアしていきませんか。道を開く知恵が身につきます。
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