腸セラピーは腸活の1つでありますが、腸活は腸セラピーだけではありません。
腸内環境をよくする行動すべてを腸活と呼んでいいと思っています。
腸内環境が乱れる…とは見聞きしたことがあると思いますが、そもそも、「腸内環境が乱れる」とはどういうことでしょうか。
では、確認していきましょう。
腸内の環境というのは、たくさんの腸内細菌が生息している状態です。その様子がまるでお花畑のようだということで、「腸内フローラ」といわれていますが、「腸内細菌叢」と書いてある本もたくさんあります。「叢」は「そう」と読み、「草むら」を意味します。
この腸内細菌の種類はなるべく多い方がよいのですが、「どのような腸内細菌がどれくらい多いのか」も重要です。
イス取りゲームをイメージしてみてください。
全部で30のイスが用意されていて、そのうち15のイスをビフィズス菌グループが占拠したとします。いくらビフィズス菌が身体によいといっても、半分ものイスを占拠しては、多様性に欠けることがお分かりいただけるでしょうか。
これでも「腸内環境が乱れている」といえるでしょう。
ただ、悪い菌(悪玉菌)が少なければいいというわけではないのですね。
また、腸内環境はお腹だけではないことも、お伝えしておきます。
歯磨きが腸内環境を左右する?
腸内環境を整えるために、整腸作用が期待できる食べ物を積極的に摂る人は多いですね。
ただ、それだけだと不十分なので、ぜひ今日から『歯磨き』も腸活の1つとして意識してみてください。
口は内臓(消化器系)の入り口です。
口腔ケアがしっかり出来ていないと、他の腸活の成果が台無しです。
虫歯はわかりやすいですが、歯周病はなかなか気づきにくく、しかしこれが糖尿病など他の疾患につながる可能性があるのですね。
特に寝る前の歯磨きは念入りに行いましょう。
その上で、今のあなたの腸内環境はどのようなイス取りゲームが繰り広げられているのかを確認できる、腸内DNA検査があります。
ぜひご活用くださいね。