オメガ3とか、オメガ6とか、腸活に興味をお持ちの方であれば、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
油(脂肪酸)の分類のことで、現代人はオメガ6を過剰摂取しすぎているので、積極的にオメガ3を摂りましょうと言われています。
それぞれの特徴を見てみましょう。
| オメガ3 | オメガ6 | オメガ9 |
特徴 | 体内で作られないので、食べ物から摂取したい油。 | 体内で作られないので、食べ物から摂取したい油。 | 体内で作られますが、適度に摂りたい油。 |
1日に摂取する目安量※ | 1.6〜2.2g※ | 8〜11g※ | 策定されていません※ |
主な食品 | 青魚、えごま油、亜麻仁油、クルミ | サラダ油、ごま油、加工食品 | オリーブオイル など |
※ 厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」より
オメガ3がたった2g程度でいいのかと思われがちですが、そうはいっても、オメガ6を11g以上摂取していることも考えられるので、大切なのは何グラム摂ったかだけではなく、オメガ3と6の割合(バランス)になります。(オメガ3:オメガ6=1:4が理想といわれています。)
一方で、腸内細菌は人それぞれ違いますよと何度かお伝えしておりますから、この油に関しても個人差があります。
一般的には不足しやすいオメガ3ですが、摂りすぎ注意なのはどのような人かをご紹介しますね。
オメガ3、取り過ぎ注意な人とは?
繰り返しますが、オメガ3は不足している人の方が多いです。それは魚を食べなくなったこととが大きな原因になります。
また、亜麻仁油やえごま油は火にかけることができないので、サラダにドレッシングとしてかけることになりますが、生野菜は身体を冷やすこともあるので、思うように摂れないのも現状ではないでしょうか。
なので、基本的には「オメガ3は積極的に摂る」とお考えいただいて構わないのですが、このような腸内環境であれば、話は別です。
それは、ビフィズス菌が圧倒的に少ない腸内環境であること。
ビフィズス菌はアレルギー症状の緩和や、感染症腸炎の抑制作用も報告されています。腸内細菌は小腸より大腸の方にたくさん生息していて、ビフィズス菌は大腸に生息する菌であることから、ある程度の割合でいるのが理想的です。
ここでオメガ3を毎日積極的に摂ることで、ビフィズス菌の割合が減ることがわかっています。
もちろん、ビフィズス菌を増やす食品も摂っていきますが、今現在明らかにビフィズス菌が少ないとわかっていたら、オメガ3を摂る頻度も少し減らしてみることをおすすめします。
このことから、身体によいといわれていても、どれくらい摂るとよいのかは、人それぞれ違うことがおわかりいただけましたでしょうか。
やっぱり、何事も「バランス」が大切ですよね。
身体のためだと思っても、それがあなたの身体に合っているかどうかはわかりません。
一度チェックしてみたいと思われた方は、こちらの『腸内DNA検査』をご活用ください。