便秘に悩まれる方はまず、ヨーグルトを摂られるかと思います。
動物性発酵食品は、ビフィズス菌を増やしてくれるので、期待しますよね。
テレビでも「ビフィズス菌を摂ろう!ヨーグルトを食べよう!」と宣伝していますし、スーパーには様々な種類のヨーグルトが手ごろな価格で買えるので、まずは試してみたくなります。
一方で、ヨーグルトなどの動物性発酵食品を摂りすぎて、ビフィズス菌が増えすぎたことによって便秘になっている方も少なくありません。
これは私も勉強するまでは知らなかったのですが、ビフィズス菌ってわずか3%程度あればいいんですね。
3割(30%)ではなく、たったの3%なんです!
さらに、便秘の方が気にされている乳酸菌。こちらもわずかでいいのですが、ヨーグルトや乳酸菌飲料の摂りすぎで過剰になり、中には糖尿病予備軍になる方もいらっしゃいます。
ちょっとややこしいのですが、わずか数%でよい腸内細菌なので過剰摂取は控えていただきたい一方で、ビフィズス菌も乳酸菌もお腹の中に「1%未満」しかない方もいらっしゃるのですね。
多くても便秘に、少なくても便秘に…。なんとも厄介です。でもこれこそが腸活の奥深いところなので、「これさえすればよくなる」だとか、周りの人と同じことをしていれば安心というわけでもないことをご理解ください。
「じゃあ、私の腸内には、ビフィズス菌と乳酸菌、どれくらいいるの?」と気になる方に向けて、お話しを続けます。
私の腸にはどれくらいのビフィズス菌や乳酸菌がいるの?
これを調べる方法は、あなたの便を調べるのが一番手っ取り早いかと思います。
採便して検査機関で調べてもらうと、ビフィズス菌○%、乳酸菌○%、その他の細菌の数字も見ることができます。
もし、便秘を解消するために一生懸命ヨーグルトや乳酸菌飲料を摂っているのにもかかわらず、改善の兆しが見えない場合は、一度、それもなるべく早めに腸内細菌の状態をチェックしてみませんか?
採便できればいいので、小さなお子様からご年輩の方も調べることができますよ。