知識を増やすときに気を付けたい注意点…? そもそも、知識を増やすことに何の注意があるのかと思われるかもしれませんが、実際に体質改善を図るサロンやスタジオ等では、このような場面があるとよく聞きます。
セラピスト:筋トレは少し控えてください
クライアント:でも筋トレすると引き締まって気分もいいんです!それに筋トレすることって身体にいいじゃないですか!
……………
セラピスト:しばらく豆乳を控えてもらっていいですか?
クライアント:牛乳が好きなんですけど、身体によくないと聞いたので豆乳にしているんです。なので、豆乳はやめられません!
………………
セラピスト:たまにはご飯(お米)を食べてみてください
クライアント:炭水化物は身体によくないから、意識して控えるようにしているんです!
などなど色々あるのですが、知識が増えることで、それ以外の情報をシャットアウトしてしまうというのは、時々起こっているなと思っています。
「私の意見が正しいから、言うことを聞いてください」と言うつもりは微塵もありません。
次の2つの理由から、「自分の知識だけにとらわれると損をする」と思うからです。では、その理由を挙げますね。
自分の知識だけにとらわれると損をする!2つの理由
その知識でも不調が出ているという現実を受け入れられていない
現状把握をしてこそ、次のステップへ移れるわけです。
今、体調不良があるのにもかかわらず、自分の知識にこだわっていては、元も子もないですよね。
その知識がもしかしたら古い情報かもしれませんし、人の身体って気候や心情などの影響も受けますから、いつでもお持ちの知識がそのまま当てはまるとは限りません。
完璧思考は健康にはならない
このブログで何度も言っている(ような気がする)のですが、健康になりたければ、完璧思考から卒業しましょう!
「健康オタクなのに、体調不良」ってよくある話です。
人間の身体は自律神経のおかげで、ある程度は決まったように動いてくれますが、それは「絶対」ではないですよね。
例えば、便秘になった人がみんな納豆を食べれば便秘解消する…というわけではないように。
こういうときはこうしなければならない…という考え方が根付いていると、心の余裕をなくし、自分にも他人にも厳しくなります。正しさの追求と健康の追求はイコールではありません。
「心構え」というと、ちょっと大げさですが、「身体ってこんなに面白いんだ!」という好奇心を忘れずに、頭でっかちにならないようにしたいなと思っています。
幸せ腸セラピー協会のセラピストにも、正しさの主張ではなく、「クライアント様の描く姿に近づくサポートを」と伝えております。