腸活の知識が生かせない!と落胆し、「運動の先生」として過ごしていた私が、なぜセラピストとして起業したのか。
今日のブログでは、このお話しをしていきます。
前回の記事はこちら
私は「生意気な社員」だというレッテルを貼られていました。なぜかというと・・・
研修を受けたインストラクターが各施設で高齢者さんに運動を提供します。
研修を受けることで、どの店舗も全く同じサービスが提供できるのは新人社員にとっても、関わるケアマネジャーにとっても安心感はあります。
ところが私は、入社する前から「介護予防運動指導員」の資格を持っていた(知識があった)上に、休日でもスポーツトレーナーが集う研修会に参加して、高齢者向けの体操をどんどん仕入れていました。
さらに私が配属されたデイサービスは、ADL(日常生活動作のレベル)が高くて意欲的な高齢者さんが多かったので、マニュアルだけの運動では物足りない声もあったのです。
それで、マニュアル以外の動きも取り入れていたことから、「勝手なことをしている!」と目を付けられたのです。
高齢者さんには大好評で、通所回数も増えている。安全性も考慮しているのに…。そう悶々とする日々を送る中で、「もう、自分でやりたい!」と思うようになったのが、起業のはじまりでした。
もう会社のマニュアルに縛られたくない! そんな想いを爆発させ、起業という言葉が脳裏に浮かびます。
ところが、何の後ろ盾もない私が、いきなり高齢者やその家族の信頼を得られるとは思えません。
そこで、「腸もみ」の出番です。
ヨガマットを担いでどこへでも!
まずは、同世代の女性に腸セラピーを受けてもらって、私自身の認知を広めよう! と、腸セラピーサロンをオープンしました。友達はもちろん、異業種交流会やSNSを活用して、自分自身と腸セラピーを広めました。
出張先は、ご自宅以外に閉店後の飲食店や美容室、薬局、イベント会場など、様々なところへヨガマットを担いで回りました。
今ほど「腸もみ」が広まっていなかったので、「何で腸?」と理解してもらえないこともありましたが、逆に珍しいからか「腸の麻紀ちゃん」とすぐに覚えてもらえるようになったのも事実です。
自分の理念に嘘つけない!
おかげさまで現在は、高齢者体操教室も4クラス持たせていただき、先方様のご要望にお応えしつつも、内容は自由にさせていただいてます。
腸活を広めたいと思う前に、「自分に正直になって、納得いく仕事をしたい!」というのが起業の動機です。
大人の時間のほとんどが「仕事」になるので、その時間は楽しく過ごしたいですもんね。