初心に戻って、腸もみをすればどうなるのか?を改めてお話ししたいと思います。
お腹をもみほぐすと起こることは、次の2点がわかっています(論文にも出ています)。
1.腸の蠕(ぜん)動運動が活性化
2.副交感神経が優位になる
じゃあ、「腸の蠕動運動が活性化する」とはどういうことか、活性化すると、具体的にどうなるのかを紐解いていきましょう。
蠕動運動が活性化って何?
テレビドラマや映画などで、心臓がドクドク動いているのを見たことがあるでしょうか。あの動きがまさに【蠕(ぜん)動運動】です。
腸も、あのように動いていて、それは身体(腸)が勝手に行ってくれています。
腸ってつるんとしたホースのようになって食べ物が上から下に向かって落ちているのではなく、はたまた、次に食べた物が前に食べた物を押し出しているのでもなく、腸が独自で動いてくれているからこそ、内容物がぐっぐっと押し出されているんですね。
つまり、蠕動運動が活性化ということは、「腸の動きがよくなる」ということ。
だから便秘はもちろんのこと、消化が遅いと感じるときにも、腸もみをすることは意味があるのですね。
では、「副交感神経が優位になる」を見ていきます。
副交感神経が優位になるって?
「自律神経」という言葉を聞いたことがありますか?
「交感神経(スイッチオン)」と「副交感神経(スイッチオフ)」が交互に入れ替わるのですが、心身の不調が表れるとこの入れ替わりがスムーズに行われないことがあります。
胃腸がよく働くのは、副交感神経が優位になるときで、具体的にはこのようなときです。
・夜、寝ている時間
・リラックスしている時間
・食事中、食後
・安心感を感じている時
さて、このような時間は、毎日しっかり確保できているでしょうか。
お昼ご飯を食べながら、PCやスマホの画面に集中していませんか? 寝つきが悪いとか、睡眠時間が短いとかはないですか?
本来なら、身体がうまいこと「交感神経」と「副交感神経」を交互に入れ替えてくれるのに、もしそのリズムが乱れているのであれば、腸もみがオススメということなんです。
なかなかリラックスできていないなぁと思ったら、ぜひ腸もみを。
30分ほどの施術ですが、深く休めて頭もスッキリするというお声をいただいてます。