ダイエットをして痩せたい人の方が目立ちますが、世の中には太りたいと思う人もいらっしゃいます。
サロンのお客様や、
腸内DNA検査を受けられたお客様でも、「もう少し太りたいけど、なかなか身につかない」というお声もいただいております。
もちろん、見た目を気にして…という方もいらっしゃって、あまり痩せていると不健康だとか貧相に見られてしまうというのもあるのですが、それよりも多いのが「寒い」とのこと。
筋肉や脂肪で身体を守るので、それらが非常に少ないということは、健康にも支障が出ますよね。
さて、少し前に目にしたSNSで、「医者や看護師からも、もっと太るように言われた」との旨を書かれている方がいらっしゃいました。
それは健康問題に発展するほどのことなので、真剣に取り組まなければいけないということが伝わる文章でした。
ところが、この投稿者は、この辺りの知識が全くないどころが、アルコールが大好きなので、これまで食に関心を持たずに来たとも書いておられたんですね。なので、これを機会に、みなさんに知恵を貸していただきたいという旨を発信されていました。
私が目にしたときにすでに出ていたアドバイスと、私ならこう考える…というのを書いてみようと思います。
太りたい女性に向けられていたアドバイスとは
その後、どういうコメントが出てきたかわかりませんが、私が見た時点では「タンパク質を」というアドバイスが非常に多かったです。
タンパク質を多く含む「食材」を答えておられる方や、プロテインと書かれている方も数人いらっしゃいました。
腸活の勉強をしていない私だと、同じように答えたと思います。
太りたい人に対する坂本からのアドバイス
今回の女性に限ってのお話しをすると、まずアルコール摂取をやめていただきます。
理由は、体質改善をするならば腸内環境を整えなければならないのですが、アルコール摂取が多いとそれができないからなんですね。
腸内環境を整えて、「デブ菌」を増やす必要があるんです。
つまり、「太らないといけない!でも難しい!」という方は、適当に食べていれば太るという体質ではないわけですよね。大食いしろというのもおかしな話で、それはそれでまた健康問題が出てきますから。
私たちは全員、「ヤセ菌」と「デブ菌」をそれぞれの割合で持っています。「デブ菌」というと聞こえは悪いかもしれませんが、これが少なすぎると食べた物の栄養が吸収されにくいということですから、必要なんです。
腸内環境を変えるためには、まずアルコールなどの余計なものを排除した上で、食べた物をきちんと身につける「デブ菌」を増やす。
同時に、悪い細菌(悪玉菌)が多ければ、他の細菌が棲みつけるように、減らしていきます。
やみくもに「○○を食べれば太る」とは言い難いのですね。
ヤセ菌とデブ菌のバランスや、様々な細菌が棲みつくのを邪魔している悪玉菌がないかどうか、これらはご自宅で採便をして調べることができます。
もし同じように悩まれている方、自己流の食事の見直しでは変化が見られない方は、一度受けられることをお勧めします。