腸もみを受けときはお腹がよく動いたり、翌朝には排便があったりと、一時はよい傾向がみられても、「便秘が解消した」と言い切れる状態には至らず、このまま腸もみを受け続けてよいものか、迷われる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今日のブログは、そのような方に向けて、私の考えをお伝えします。もしかしたら、便秘以外のお悩みでも通じる部分があるのではないかと思っています。
「正解」ではなくて、あくまでも私の考えですが、参考になれば幸いです。
このまま腸もみを受けてもいいのか迷ったら
まず、「お腹をもんだら便秘が治る」ではないことをはっきりお伝えしたいです。
「でもそれで翌朝、便が出たことがあるし…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは人によるし、同じ人でもコンディションによります。
そもそも「○○をしたら治る」という方程式はありません。
ただ、「薬を飲んだら治る」「医者の言うことを聞いたら治る」に長年慣れ親しんだ私たちは、つい「何をすれば治るか」という考え方に陥ります。なので、「便秘には腸もみがいいよ」と聞いたら、「腸もみを受ければ治る=受けさえすれば治る」という思い込みをしてしまいがちです。
「お通じがスムーズではない」は、つまり自律神経が乱れているわけで、ものすごく簡単に言うと、体内の各信号がお疲れだということなんですね。
お腹(腸)だけが原因ではないので、腸もみだけで解消されなければ、次の項目を見直す必要があります。
腸もみ以外に取り組みたい項目
・良質な睡眠(7時間程度)
・食事の見直し(内容以外に、早食いなどの食べ方も)
・適度な運動(駅まで10分歩いてます、では全然足りません)
・水分補給(お茶ではなく、ウォーターです)
・入浴(41度までの温度で15分程度。入浴のタイミングもコツあり)
・リラックス(深い呼吸。ストレスを感じてなくても!)
体調を変えるには、最低でも上記6つは見直す必要があります。つまり、「不眠であることはさておき、便秘だけを治したい」は矛盾しているんですね。
どんな凄腕セラピストに出会えたとしても、自力で(なるべく薬に頼らずに)排泄したいのならば、です。
悪いところだけを見ているから治らない
例えば、胃にポリープができてしまったけど切除した…という場合。切除したことで「治った、終わった」と安心される方が大半なのではないでしょうか。
実際はそうではないんですね。またならないように(他の部位にも何もできないように)気を付けた方がいいです。つまり、体質改善です。
ケガをして出血したのなら、血が止まって傷口が塞がれば終わり(治った)ですが、内臓に関する部分はそんな単純なものではありません。
このように、便秘と言っても腸だけに焦点をあてる考え方では、はっきり言ってその場しのぎです。
一見、遠回りのように思われるかもしれませんし、信じてもらえないかもしれませんが、まずは上記6つを試してみてくださいね。
これらを行った上での腸もみがオススメです。