時々、私の想いなんかを書いていこうと思っていて、今回は「腸が好きで腸セラピストになったわけじゃない」という、見方によっては「えー!」となるテーマでお届けしたいと思います。
「好きなことを仕事にしよう!」というのは、昔より認められるようになったと思います。好きなことを仕事に…そこから連想するのは、どうしても「好きな仕事ができる会社に就職する」よりも、「起業する」ではないでしょうか。
2016年に訪問介護をしながら、私は腸セラピストとして起業したわけですが、だからといって「腸が好き」というわけではありません。
よく考えてみて。「腸が好き」って。腸って内臓やん。内臓の腸が好き!だから私は腸セラピストになる!って、それはさすがにないです。笑
ということで、今日はこちらをお届けします。
- なぜ腸セラピストとして起業したのか
- もし坂本麻紀が「好きなことで仕事」をするなら?
- 起業したいけど好きなことがわからない
「好きなことが見つからない」という方に向けて、私なりの考えを書いていますので、ぜひご覧ください。
なぜ腸セラピストとして起業したのか
私自身が介護施設で働いたり、長年身体を動かしてケガも繰り返した経験から「自分の健康は自分で作る」「介護にならないように予防が大事」を痛感しました。それで結局何をすればいいのかという問いに対する答えが「腸活」だったんですね。これが「アロマ」とか「ヨガ」に行きつく人も大勢いらっしゃいますね。
デイサービスで運動指導員として働いていましたが、「運動で悩みを解決するプロ」としてそこにいなければならない私は、自分の理念に蓋をしているようで心苦しかったのを覚えています。仕事は好きでしたが、どうせなら会社の理念ではなく、自分の理念で仕事をしたい!それが起業を意識した瞬間でした。
もし坂本麻紀が「好きなことで仕事」をするなら?
好きなことはダンスですが、実は私、洋画の翻訳家になることを夢見て、英語・中国語の絵本を翻訳してみたことがあります。でも今思えば本当に憧れただけで努力はしていませんでした。翻訳の面白さには今でも関心はあるので、洋画を字幕で見ながら「そう訳すか!」と心躍る瞬間があります。
でも好きなことってモチベーションに左右されるし、うまくできないときにものすごく落ち込みます。なので私は、「好き」だけの感情で起業するのはオススメしません。
起業したいけど好きなことがわからない
実はこのご相談、腸もみサロンでよく伺うんですね。私自身が起業したからなのか、メンタルケアでご来店になる方も少なくないからなのか…いずれにしても、私の答えは「起業は好きなことじゃなくてもいい」です。
仕事となると「好き」のその先を考える必要があります。モチベーションが上がりませんでは仕事にならないですよね。繰り返しますが、私は「腸が好き」で腸セラピストになったのではなくて、「腸ってすごい可能性を秘めている!腸で社会問題を解決できる!」という思いからなんです。起業したいけど何からしたらいいのか…そう思われている方は、身近な社会問題に目を向けてみてください。
これは腸活同様にお客様の役に立ちたい想いはもちろん、「モチベーションに全く左右されずにできること」をベースにしています。好きとか嫌いとか関係なく、いつまでも黙々と永遠にできること。それが好きであれば尚良し、でしょうか。
今回は腸活ネタではありませんでしたが、何かのお役に立てば嬉しいです。