コロナ渦で『マスク美人』というワードが生まれました。顔の下半分を隠すことで、整った顔に見えることから生まれた言葉ですが、私の目は騙されません 笑。おそらくこれは職業病みたいなものだと思うのですが、姿勢、特に歩き姿を見て、勝手ながら心配になることもあるのです(大きなお世話ですが)。
例えば、明らかに服装やメイク、持ち物などのぱっと見からは20代に見える女性でも、体幹が弱そうだなと感じることがあります。20代のうちはそれでも何となく過ごせてしまうと思うのですが、身体の冷えや疲れやすさはあるでしょうし、運動する機会がないまま中高年になってしまったら、疲労回復に時間がかかるどころか免疫力も落ちるかもしれません。つまり、慢性的疲労を抱えてしまう可能性が高まるのです。
誰にも言わないけど、私がこっそり街中で気になっている姿勢を3つ挙げてみますので、ご自身の姿をぜひチェックしてみてください。
老けて見える!残念な歩き姿3選
猫背・巻き肩
猫背や巻き肩、首が前に出てしまった姿勢になっていないでしょうか。肩こりがひどいと、どんどん首が短くなるように詰まってくるので、老けて見えたりもします。壁に背をつけて立ってみてください。下から、かかと・お尻・肩甲骨・後頭部の4点がつきますか。4点がついた姿勢は、普段の姿勢と比べていかがでしょうか。サロンでチェックすることもあるのですが、「いつもより重心が後ろに行ってる」とおっしゃる方もおられます。
腕を横や斜めに振る
猫背や巻き肩になり、肩甲骨がガチガチに硬くなると、腕を体に沿って前後に触れず、やや外に向かってハの字のように振ってしまいます(こういう人、いますよね!?)。振った手は外へ外へ向かっているので、まるで身体の幅がそれくらい大きく見えてしまい、オバサンっぽくなっちゃうんですね。モデルさんのウォーキングって腰から足を動かして膝が伸びた脚に目が行きがちですが、実は腕の振り方も動線があります。ただぶらぶら振っているわけではないのです。
膝を曲げて足指の付け根で着地
膝が曲がったまま歩く女性が多いなと個人的には見ています。モデルのようにきれいに伸ばすのは訓練が必要であるとしても、あまりにも膝が曲がったままなので、歩幅も小さい。そして足指の付け根で着地するから、ズルズルと引きずるような足音が聞こえます。足の筋力ないの? 足、上げられないの? と思ってしまうような感じです。
足をひきずってしまう、膝を伸ばせないなどの理由が、ケガや障害ということもあるかもしれません。
もし、そういったことは一切ないのであれば、体幹を鍛える(インナーマッスルを鍛える)、姿勢よくして歩くってことを意識してください。ここが血行促進につながります。体幹を鍛えて、血行促進したら、若々しい姿を維持できますよ。