腸もみを受けると、例えば1回で便秘が解消することは稀です。ゼロではありませんが、慢性的であれば回数が必要です。
これは考えてみればわかることで、膝痛には太ももの筋トレがいいといっても、たった1度のスクワットではどうこうならないのと同じです。英語を話せるようになりたいといっても、1度教わったところで話せません。病院やクリニックですら、治療のためには何度も通いますよね。
じゃあ、便秘の場合は何回腸もみを受ければいいのか、気になりますよね。そりゃ、なるべく回数は少ない方がいいし、改善は早い方がいい。そのお気持ちはとってもよくわかりますが、私がいろんな方のいろんなお悩みに対応させていただいている中で、改善は成長曲線と同じだなぁと気づいたことがあります。
「成長曲線」の解説を含めて、詳しくお伝えしますね。
成長曲線とは?
青線は「努力」を、赤線は「成長」を表しています。コツコツ努力をして、それも時間を費やせばそれだけ、努力の総量は増えていきますので、青線が右肩上がりになっています。ところが、成長とか成果というものは、はじめからその努力と比例しているわけではありません(赤線)。
グラフの中央あたり、赤線が青線と交わり、赤線が浮上しているのがわかると思います。ここに到達すると、それまでに経験していない「差・変化・成果」が生まれます。
腸もみに置き換えると…
1月10日、1月20日、1月30日、2月10日…と10日ごとにご来店いただき、腸もみを受けるとします。多くの方は、10日ごとにお腹の調子がよくなることを期待されるのではないでしょうか。階段を1段ずつ上がっていくような感覚です。ところが実際はそのようなことは少なくて(ないわけではないです)、しばらく同じような調子が続き、2月20日に急に「あれ、今日のお腹の調子、めちゃくちゃいいじゃないですか!」みたいなことが起こるのです。
これは、続けた人だけが得られる嬉しい変化です。赤線が青線に交わるまでに心が折れて、「なんだ、効果がないじゃないか」と1回や2回で辞めてしまう人には得られないものです。この「成長曲線」というのは、ビジネス初心者のときによく見聞きしますが、ビジネスだけでも、腸もみに限ったことでもなく、様々なことに言えると思います。
ゼロから仕組みづくりをしている間は何も生まれないけれど、仕組みが回り出したらレバレッジが効いたり、効率的になったりします。コツコツ積み上げてきたからこそ、ふっと力が抜けてコツを掴むとか、しっかり土台を固めておくからこそ、実力が花開く瞬間っていうのが訪れるのです。
今、年末年始から腸もみを始めた方々の変化が見られますし、あるお客様は2月からのご来店ですが、来店頻度は週1くらいなので、2月の終わりごろに「あれ、急に変わりましたよね!」と一緒に喜びました。さあ、次はあなたの番です。成長曲線が努力の線と交わる瞬間を味わってみませんか。