今、改めて夢中になっているのが『SLAM DUNK』です。私が中学生のときにハマって、生徒に大人気の数学の先生に「私、今、スラダンの単行本を買い集めてんねん」と言ったら(タメ語だった…!)、先生もニコニコ笑顔で「私も~!」と返してくれたのをよく覚えています。
バスケは体育の授業でしかやったことがありません。それでもマンガから、まぁまぁルールを覚えて、夢中になりました。
2022年12月に公開された映画『THE FIRST SLAM DUNK』は、興収100億円を超えて韓国でも大人気!私は3回も見に行きました(まだ見に行きたい!笑)。
どうせ時間とチケット代を費やすなら、他の映画を見た方がいいんじゃないか。知らない作品は山のようにあるのだから、1つでも多く観た方がいいんじゃないかと思ったこともありますが、それでも私がリピートする理由を真面目に考えてみました。
名場面や名ゼリフは脇に置いた上で考察してみます。
スポーツ観戦をしている感覚
バスケに関しては体育とSLAM DUNKしか知らない私でも、声をあげたくなるくらい熱狂的な試合を観ることができるのが、この映画の特徴です。
スポーツの勝敗だけでなく、選手たちの攻防戦を観ること自体が楽しいんですよね。この映画で描かれる試合は、マンガを読んでいた私としては初めからわかっていることですが、それでも目の前で繰り広げられる試合は、アニメの域を越えて、ただ一種のスポーツを見せられている感覚なのです。
私が中学生時代にテレビで見ていたスポーツ選手たちは、引退をしています。
ところがSLAM DUNKの世界は当然ですが、ずーっと高校生で現役。あーこの選手はこういう特徴があったよねと鮮明に覚えているので、勝手に親近感がわきます。実在はしないのに、マンガのキャラクター以上のリアリティーを感じています。
マンガやアニメだと魔法のような力で急激にあり得ない変化が起きたりしますが、SLAM DUNKの中はまだリアルさが残っています。
バスケ初心者の桜木花道が4ヶ月で流川楓の実力と並ぶことはないし、王者・山王を倒したといえども、その次の試合はあっさり負けるので(映画では出てきませんが)、全国制覇は果たせずに終わります。
主人公の花道は晴子さんに恋をしてバスケを始めますが、晴子さんと両想いになるようなシーンも気配もないどころか、花道自身がどんどんバスケにのめり込みます。主人公だからといって、美味しいところ全てをかっさらっているわけではないのです。
何もまとめることはないですが、「私もスラムダンク好きー!」と共感してくださった方、お会いしたときには声かけてください!笑
中学の数学の先生、今ごろどうしてるのかなー。