便秘や冷え、様々な不調にお悩みの方は、「なんとしてでも治そう!」という意識でしょうか。それとも「どこに行けば治るのかなぁ、治してくれるのかなぁ」という感覚はないでしょうか。
おそらく誰もが「治す気でいます!」と言われるかと思いますが、後者は“無意識”にあるものなんですね。つまり、「どこに行けば治るのかなぁ、治してくれるのかなぁ」という他力本願な意識は言葉として出てくることは少ないですが、行動として現れてきます。
本人は無意識だけども行動として現れる…。これって、ちょっとカッコ悪い。「長年ずっと便秘なんです!」って訴えるものの、端から見たら、他力本願なのがバレバレなので。
でも他力本願なのは無意識。じゃあ、どうしたらいいのでしょうか。
腹をくくる、腰を据える
いろんなことを試すとか、いろんなサロンを転々とするとか、そういうのを一旦止めましょう。
中にはお店の雰囲気や施術者の相性も大切ですから、そこでの違和感を無視してまで通い続ける必要はありません。また、資格があっても、料金が高かろうが、正直に申し上げて下手な施術者もいるのが現状です。
そういうのは省いて…、やはり変化を求めるなら腹をくくって腰を据えるのが結果的に近道です。
知識のない人が自分の感覚だけで決めてしまっていることもあります。例えば腰痛を何とかしたくてマッサージ店に行ったとき、凝り固まった腰をほぐしてほしい!強めでやって!という人っていますよね。
腰痛に関しては腰だけマッサージしてもしょうがないんです。首や背中とか、臀部(お尻)や太腿までも腰痛改善のためには見ていかなければいけません。そういうことを知らずに「あそこは腰以外にも余計にマッサージをする」なんてとらえたらどうでしょう。これでは治りません。
31歳のとき、私はそれまでの「痩せたいなぁ」という何となくの気持ちから卒業して、集中してダイエットに取り組みました。このときは6~7キロのランニングをほぼ毎日、夏から冬を越えて春になるまで、約1年間続けました。ここで代謝アップし、リバウンドなしで現在42歳に至るまでダイエット願望はありません。一点集中はオススメです。そこを突破したら、後はラクです。
ところが、「年末年始はしょうがないよね」「たまにはいいよね」とか、暇なときにサロンに行く(優先順位が低い)というのは、一点集中とは言えません。ダラダラとその状態は続きます。
これらは腸活に限った話ではありません。もう、やるか、やらないかの選択肢は2つに1つ。物事をスタートさせるのにふさわしい季節とともに、腹をくくって腰を据えてみませんか。