2023年2月8~10日に東京ビッグサイトで開催された『健康博覧会2023』に(8と9日だけ)参加し、9つのセミナーを受講しました。
今回のテーマは「ジェンダー」ですが、これはLGBTQのジェンダー問題ではなく、性差というところのジェンダーです。男性が介護になる要因はメタボとかから始まって、女性は骨粗鬆症などから…という感じですね。
もちろん個人差はありますが、それぞれの傾向が見て取れるデータなどもあり、今後の社会生活だけでなく、セラピストとして活動する際に意識しておきたい内容も盛り沢山でした。
シェアをするにはやや時間が空いてしまいましたが、3月11日の朝9時からオンラインでつながって、希望するセラピストと共通しながら進めていきました。
シニア向けって誰向け?
なんとなく、シニア向けって聞くと、高齢者、お年寄り、おじいちゃんおばあちゃんといったイメージがありますが、今の時代、高齢者の定義は曖昧です。磯野波平さんの同世代に、福山雅治さんや本木雅弘さんがいらっしゃるんですよ。昭和の時代とは生物学的にも明らかに変わっているんです。
そんな中で多くの企業がシニア向けにサービスを展開しますが、そのときにどちらかというと手厚いサポートやケアをすることを考えます。なので、いわゆるアクティブシニア層のニーズをキャッチできていないとのこと。また、アクティブシニア=旅行などをして悠々自適に生活しているというのは一つの側面であって、60代は80代90代の親の介護をしています(介護自体をしていなくても、手続きなど様々な面倒を見ています)。意外とここを深堀できていないのが現状です。
75歳以上を高齢者にすると見える数字が変わる
例えば「65歳以上を支える現役時代の人数」となると、もはや絶望的ですが、「75歳以上を支える現役世代の人数」にかえると、若干余裕が出てきます。私自身、4か所の高齢者施設に出張していますし、デイサービスで働いていたこともあり、それらの経験からいえるのは、いわゆる高齢者施設では70代はものすごく若者扱いを受けます。病気やケガを機に身体の状態は変わっていくので年齢がすべてではありませんが、あえて年齢だけで見るならば70代を高齢者なんて言ったら全国8万人の100歳(以上)の人は笑っちゃうんじゃないの?と思えてなりません。
これから月1で開催してみよう
土曜日の朝から100分ほどの時間で、9つのセミナー内容をシェアしました。駆け足でしたが、参加したセラピストからも感想をいただけて、私も開催してよかったなと思います。今後もこのような会を月1で開催していこうと思いました。
次回は『東洋医学』についてを予定しております。