2025年も5月です。「腸活」はもう流行りでもなんでもなく、「食べ過ぎはよくないよね」「冷えは身体によくないよね」くらい当たり前になりつつあるでしょうか。みなさんの周りではどうでしょう。
私はお腹を気にすることが当たり前になって、いつか「腸活」という言葉自体が廃れるくらいでちょうどいいのかなと思っているのですが、健康に関する情報は昔からなくなることはないので、やはり「腸活」ももう少し日の目を浴びていた方がよさそうです。
テレビやなんやらで腸活が取り上げられても、「いや、私は便秘じゃないし」で聞く耳を持たない人がいるくらいなので、まだまだ「腸活」って言うと、どことなく「健康意識が高い」イメージがありませんか。
いろんな人と話したり、私自身を振り返ってみても、「健康意識が高い人」ってそこ止まりではなくて、仕事に対する意欲や責任感があるなと感じています。

あなたの職場には、このような人はいませんか(特にコロナ前)。
明らかに赤い顔をしているのに、「大丈夫です!」と仕事を休まずに出勤しちゃう人。「私がいなければ!」と謎の責任感を背負って、ムリをして仕事しに来ちゃう人。
人間だれしも気をつけていても、体調を崩してしまうことはありますが、だからこそ、その「気をつける」っていうのをもっと根本的なことから行動に移した方がいいと思います。
例えば、風邪をひきそうなタイミングでやっと早めに寝ようとするのではなく、疲れがたまってからようやくマッサージを受けに行くのではなく、普段から食事をはじめとする生活習慣全般に気をつけて、特に40代になったら自分の体力を過信しないようにした方がいいですよね。
私たちは仕事のために生きているわけではありませんが、大人になると人生の時間のほとんどを仕事に費やす事には変わりありません。年齢を重ねるにつれて体力や免疫力が落ちやすくなる一方で、職場での責任が重くなってきます。帰路につきながら、仕事のことを考える人は多いのではないでしょうか。
自営業や経営者は、プライベートの時間も(旅行中でも!)仕事をことが頭から離れることはないかと思います。
だったら、最高のパフォーマンスを発揮できるように、健康に意識を向けませんか。
睡眠と腸の関係

「腸活」というと、まずは食べ物を連想されることが多いのですが、私自身はまずは睡眠だと思っています。
お腹が空いてもなんとか乗り越えられるけど(どこかで空腹感が過ぎ去るけど)、眠いものは何をやってもダメだと思っていて、睡眠不足のままでは消化も進みません。それどころか脳が刺激を求めて甘いものを必要以上に欲する傾向もあります。
「睡眠不足」より深刻なのが「睡眠負債」です。こうなると、自分のパフォーマンスが落ちていることにすら気づかなくなるのですね。仕事休みの日に寝だめしてしまい、その日の夜に寝付けず、悪循環に陥りやすいです。
睡眠を誘ってくれるホルモン「メラトニン」は、日中にしっかり「セロトニン」を分泌する必要があるので、睡眠と腸活は切っても切れない関係にあるのです。
パフォーマンスアップのための健康維持を

予防しましょう!とか、「今は2人に1人ががんになる時代です!」と啓発運動をしたいわけではありません。ただもっと単純に、もっと自分らしく、本領発揮したい!と思いませんかと問いかけたいのです。
実は病気で欠勤している人より、「出勤してはいるものの、名前のつかない体調不良で仕事パフォーマンスが落ちている」というデータがあるんですね。これをアブセンティーズムといいます。なんとなく怠いとか、慢性的な肩こりや腰痛も含まれます。
もうちょっと身軽に動けたら…そんなことを考えたことはありませんか。
身体だけでなく、頭も冴えてきますし、腸活に取り組んだ人のほとんどが、気持ちが穏やかになったとおっしゃっていますから、心にもゆとりが生まれることでしょう。
老いたときのことを見据えた予防だけでなく、今のあなたが最高に輝くお手伝いを腸活を通してすることができます。