「うつ」とはどういう状態かを一言で説明するのは、個人や程度の差があるので難しいですが、
憂鬱な気分や様々な意欲が低下し続けるといった心理的症状をはじめ、
めまいや耳鳴りなど、身体症状として表れることもあります。
「うつかも?」と思ったときに、どの科を受診すればいいのか、
どんなカウンセラーを探せばいいのかと考える前に、ぜひ試してほしいのが腸活です。
うつ病の人はそうでない人と比べて、腸内環境が乱れており、善玉菌が少ないことがわかっています。
また、感情と腸については、以下のようなことがわかっています。
腸の中にある細胞(基底顆粒細胞)が、感情をコントロールするホルモン(セロトニン)を作ります。
そのセロトニンを作るためにもタンパク質などの栄養がもとになるので、腸が栄養を吸収できる状態である必要があるのです。
実は、医者やカウンセラーと対話をするにも、実は「腸の力」が必要なのです。
なぜなら、腸でしっかり栄養を吸収しておかないと、認知機能が低下して、対話が堂々巡りになるケースもあるからです。
もし、あなた自身や身近な人が「うつかもしれない」と感じたら、次の3つの腸活を試してみてください。
「うつ」を疑ったら試したい3つの腸活
夜は不安になりやすい時間帯です。
夜にしっかり睡眠を確保することにより、胃腸の調子が整いやすくなります。
枕元にスマホは置かずに、できれば7時間ほどの睡眠をとる習慣をつけましょう
睡眠の習慣をつけるためにも、日中は日光を浴びて睡眠のホルモン(メラトニン)をつくる準備をしておきましょう。
善玉菌を増やして、腸内環境を整えましょう。
お味噌はだけでなく、実はキャベツや玉ねぎも善玉菌のエサになります。
年中手に入れやすい食材ですから、積極的に食べてください。
ちなみにヨーグルトは、その中に入っている菌が人によって合う合わないがあるので、嗜好品(しこうひん)感覚で摂るのがちょうどいいですね。
お水を1日1.2〜1.5リットル飲む
腸活のファーストステップといってもいいのが、お水を飲むこと。お水を飲むことで「心身の覚醒」も「鎮静作用」も得られることがわかっています。
お白湯がいいのか、常温がいいのかという質問をよくいただきますが、まずは飲んで心地よいと感じる温度で構いません。
お通じをよくしておくためにもオススメです。
うつ病は誰でもなり得ると言われているにも関わらず、その対処法はあまり知られていません。
しかし、うつ病と腸内細菌の関係はもうすでに多くの研究結果が出ています。
上記は腸活の一部であり、初歩的なものです。もっと具体的に腸活に取り組みたい方はご連絡ください。