あなたは毎日、どれくらいお水を飲まれていますか?
ここでいう「お水」とは、味のない普通のお水であり、お茶は含みません。もしかしたら、お水はまったく飲まない人もいるのではないでしょうか。
もし、このようなことが当てはまれば、水分不足と言えます。
- イライラしやすい
- 便秘である
- 疲れやすい
- ダイエットをしても痩せない
- 肌が乾燥している
- 尿の色が濃い
意外と知られていませんが、イライラしたときにお水を飲むことで心が落ち着くといわれています。例えば、朝起きて「目覚めの一杯」としてお水を飲む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お水を飲むことによって得られる効果は、身体を乾燥から守ることだけでなく、「心や身体を目覚めさせる・落ち着かせる」もあるのです。
「目覚めさせる・落ち着かせる」と、真逆のことを言っていますが、要するに身体にとってちょうどいいところに持ってきてくれるのです。
一方、身体面で例をあげると、「むくみが気になる」や「お水を飲むだけで太ってしまう」といった理由で、お水を控える方もいらっしゃいます。
しかし、栄養を消化吸収したり、体温を上げたりといった基礎的なエネルギーを作るために、また、余計な水分を出して体内の巡りを良くする「代謝」を上げ、身体がむくまないようにするためにも、「水」が必要なのです。
たかが水、されど水。水の効果を甘く見ないで、すぐに飲み始めた方々は「身体が軽くなった」「いろいろあった不調が、まさかお水でよくなるとは」とおっしゃっていますよ。
では次に、1日に飲む量と、オススメの飲むタイミングをご紹介します。
どれくらい飲むか? その前に確認しておきたいのが、そもそもどれくらい排出しているのかですね。
個人差はありますが、だいたいこれくらいだというのをここに示しておきます。
【1日の水分排泄量】 尿 1,400ml / 便 100ml / 汗 600ml / 呼吸 400ml
ただ、生活しているだけでも2.5リットルもの水分を出しています。
逆に言うと、代謝が悪くなって汗をかけなかったり、尿の出が悪くなったりすると、循環が悪くなっていると考えられます。
1日に飲む水の量
1日に2.5リットル排出するから、1日に2.5リットル飲まなければならないのかというと、そうではありません。
食べ物の中にも水分は含まれていますし、身体の中で栄養素が代謝されるときに、400mlの水分が作られるのです。
なので、1日に飲む水の量は1.2〜1.5リットル程度を目標にしましょう。
もちろん、たくさん汗をかくときは、もっと多く飲んでくださいね。
オススメの飲むタイミング
いつでもこまめに飲んでほしいのですが、まず朝起きたらコップ1杯のお水を飲みましょう。
このとき必ず質問されるのが、「冷たい水はダメですよね」「お白湯がいいですよね」です。
“正しい回答”としてはお白湯ですが、常温のお水でも問題ありませんし、冷たいお水を飲んで刺激を与えるという考えも一理あります。
【お水を飲むまでの流れ】 起床してトイレに行き、体内に溜まった尿を出す → 口の中をブクブクうがいできれいにする → 水を飲む
一気に大量のお水を飲むと、体内の塩分バランスが崩れ、意識や神経に悪影響を与えます(水中毒)。特に運動後の水分の摂り方には注意してください。
▽運動するときの水分摂取について、記事を書いています。ぜひ参考にしてみてください。
また、「水分を摂ると、トイレの回数が増えて困る」という方がいらっしゃいます。これは血の巡りが悪くて体が冷えていることから、膀胱に尿をためることができなくなっているのが原因です。運動や腸もみで血行をよくしながら、同時に水分補給を習慣にしていきましょう。
今日のまとめ
- イライラしやすい
- 便秘である
- 疲れやすい
- ダイエットをしても痩せない
- 肌が乾燥している
- 尿の色が濃い
1つでも当てはまる方は、「1日1.2〜1.5リットルの水を飲む」「朝起きたらコップに1杯、そして1日かけてこまめに補給する」を心がけましょうね。もちろん、「腸もみ」もお忘れなく!