この記事の最後に、「運動中の水分補給の仕方には注意してください」と書きました。
運動するときに水分補給をした方がいいのは、多くの方がご存知だと思います。とはいえ、汗をかかなければあまり気にされていない方も見受けられます。寝ている間に汗をかいているといわれていますが、その汗は目に見えませんよね。また、
この記事でご紹介したとおり、日常生活での呼吸でも1日400mlもの水分が出ていることから、運動中に汗をかかなかったとしても、水分を必ず摂ってくださいとお伝えする意味が、お分かりいただけると思います。
身体の水分がわずか2%減るだけで、のどの渇きを感じ始めます。さらに3%減ると、疲れや息苦しさが生じてきます。こうなると周りから見ても、例えば足が上がらないとか、姿勢が崩れてくるなど、パフォーマンスの低下がみられることを、覚えておいてください。
では、次に具体的にどう飲めばいいのかをお伝えします。
運動前
運動する約30分前に、お水を250〜500ml飲んでおきましょう。
目安の水分量に幅がありますから、運動内容や体調にあわせて無理のない範囲で飲むことが大切です。また、「運動する直前ではない」ということにも気を付けてください。
運動中
15分ごとにコップ1杯程度の水分を摂るのが理想です。ただし、運動の強度にもよりますから、のどの渇きを感じる前に飲むことを意識してください。
動いて温まった体に冷たいものを入れると胃腸に負担がかかりますが、運動している環境の温度より低い方が飲みやすいです。
運動後
運動してから約1時間程度でトイレに行きたくなるかどうか。これが、水分が足りていたかどうかの目安になります。
尿意がなければ、水分が足りなかったかもしれません。
また、トイレに行っても、尿の色が濃い黄色で量も少ないと、水分不足と考えることができます。
いかがでしたか。ぜひ参考にしていただいて、正しい水分補給を心がけてくださいね。