私たちは体調を崩すと病院に行き、命を助けてもらっています。
この病院は西洋医療なので、検査をして病名をはっきりさせ、薬や手術で治療するというのが一般的です。
一方、東洋医学というものもあり、これは漢方薬や鍼灸、薬膳などが想像されるのではないでしょうか。
幸せ腸セラピー協会も、東洋医学の基礎である「五行」をベースに施術を行っています。
▼五行とは? から、それを活用して体調管理やメンタルケアもできるようになる講座です。
セラピストとして活動していると、サロンにいらっしゃる方々は「なるべく薬に頼りたくない」とおっしゃいます。
私は仕事柄、このような思いをお持ちの方と多く出会うのですが、世間一般的にはまだまだ少数派だと思っています。
この記事では、西洋医学と東洋医学の違いをご紹介しますね。
どちらが良い・悪いというものではないので、状況に応じて医療を“活用”できるようになってください。
西洋医学と東洋医学の違い
| 西洋医学 | 東洋医学 |
メリット | 即効性がある | 副作用が少ない |
デメリット | 副作用があり得る | 時間がかかる |
基準 | 病名 | 症状 |
漢方や鍼灸などを思い浮かべると、日本では東洋医学の方が先に普及していたのではないかということが想像できると思うのです。
ではなぜ、今のように西洋医学が当たり前になったのでしょうか。
それは、明治政府がドイツ流医学を全面的に取り入れたことがきっかけといわれています。
富国強兵政策を掲げる政府にとって、戦場で手術できる西洋医学は重要でした。つまり、ケガをした人を助けるために西洋医学が必要だったのですね。
ところが今、少なくとも日本においては、戦争は起こっていません。
事故などによるケガならともかく、花粉症にも、運動不足による足腰の痛みにも、西洋の薬が出されていますし、患者もそれを求めます。
中には「薬は必要ないですよ」と言ってくれる医者もいますが、それでも「薬を出さないなんて!」と憤る患者もいるとか。
私たちは薬を“買って”いるのであって、“もらって”いるのではないこと、薬代の7割(もしくは9割)は他の国民からの税金であることを忘れたくないですね。
「薬がダメ」と言っているのではなく、それは今すぐ命にかかわることなのかどうか。ケガなのか、それとも生活習慣の積み重ねで起こったことなのかを冷静に観察してみませんか。
西洋の医療を受けるにしても、当然出された薬を飲みさえすればいいのではなく、食事に気を付けたり、ゆっくり湯船に浸かること、睡眠時間を確保することといった養生法は必要ですよね。これらは東洋医学的観点であり、やはり私たちの生活に根付いているのです。
「お腹を冷やさないように」と、子供の頃、親に言われませんでしたか。腸セラピーではまず、お腹を温めるところからスタートします。
ただのリラクゼーションではなく、東洋医学をベースにした腸セラピーをぜひ一度、お試しください。