腹部を用いた慣用句シリーズ、今回は「腹が黒い」。これは、今までご紹介した慣用句と比べて、おなじみではないでしょうか。
「腹が黒い」、実際には「腹黒い」の方がよく見聞きしたり、使ったりするかと思います。
早速、この慣用句の意味を確認しますね。
心がねじけていて悪事をたくらむ性質である。腹黒い。「口はうまいが—・い」(goo辞書より)
ちなみに、「腹黒い」は英語で “black-hearted” と表現します。
日本では昔から「腹部に精神が宿る」と言われてきたとおり、本音や本心はお腹にあると考えるのに対して、英語ではHeart(心臓)と考えるのでしょうか。
ついでに中国語をみてみると、「腹黒い」は “黒心腸” だそうですよ。
では中国語で「お腹」は “心腸” なのかというと、そうではなく、“肚子” といいます。
「腹黒い」という感情を表すのに、単純に体の部位である “肚子” ではなく、「心」や「腸」を使うなんて、腸セラピストとしてとても面白みを感じます。
では、「腹黒い」の語源は?
腹黒いとは、愚痴や文句を言う人のことではなく、「外面はいいけど、内面では何を企んでいるかわからない(悪いことを企んでいる)」ことを表しますよね。
では、この「腹黒い」の語源は何なのでしょうか。あなたはご存知ですか?
その語源は、「サヨリ」という細長い魚だといわれています。
サヨリという魚は、見た目はキラキラしているけれど、さばくと内膜が真っ黒なのですね。
それで、「内側には黒いものを隠しているかもしれない」というニュアンスで、「腹黒い」が使われるようになったそうです。
腸セラピーでお腹に抱えた黒いものをきれいにしよう
腸セラピーを受けると、身体がほこほこ温かくなると同時に、それまで誰にも言えずに我慢していた黒いものがなくなったかのような表情をされる方がとても多いです。
セラピストに悩みの全てを話せなくても、腸セラピーでクリアにしていくことができます。イライラも悲しみも、取り除いていきましょうね。
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