腹部の慣用句シリーズです。
今日は「腹が膨(ふく)れる」を取り上げますね。
「腹がふくれる」は、たくさん食べてお腹がいっぱいになったとき、満腹になった時に使うことが多いのではないでしょうか。
もちろん、慣用句としてはそれ以外にも意味があったので、このブログで紹介したいと思ったのですが、まずはgoo辞書にある意味から確認しましょう。
1 飽きるほど飲み食いして満腹する。「—・れて眠くなる」
2 言いたいことを言わないので気が晴れないでいる。「おぼしき事言はぬは腹ふくるるわざなれば」〈徒然・一九〉(goo辞書より)
2つめの意味は『徒然草』で使われているようですね。
国語の授業でもおなじみの、吉田兼好の随筆集です。いつ頃書かれたものかを、またgoo辞書で確認すると・・・
鎌倉時代の随筆。2巻。吉田兼好著。元徳2〜元弘元年(1330〜1331)ごろ成立か。随想や見聞などを書きつづった全244段(一説では243段)からなる。無常観に基づく人生観・世相観・風雅思想などがみられ、枕草子とともに随筆文学の双璧 (そうへき) とされる。(goo辞書より)
言葉は時代とともに変化するといわれますが、鎌倉時代には使われていた「腹がふくれる」は現代でも使われていることを考えると、慣用句って普遍的で面白いなぁと改めて感じます。
話を戻して、「腹がふくれる」の2つめの意味である「言いたいことを言わないので気が晴れないでいる」に触れていきますね。
ご自身で腸もみをするときのポイントにもなりますよ。
言いたいことを我慢して飲み込んでませんか?
腸セラピーでわかるのは、身体的な不調だけではありません。
あなたは、言いたいことを言えずに我慢していませんか?
もちろん、社会生活を送る上で、思ったことすべてを口にするのは協調性や配慮に欠けたりしますので、全部を包み隠さず言おうということではなく、「言ってはいけない」とか「私が我慢すればうまくいく」と思い込んでいるところはありませんか。
あなたが飲み込んだ言葉や感情は、うまく消化しないと、お腹の中に溜まってしまいます。
腸セラピーをとおしてご自身と向かい合い、涙を流される方が時々いらっしゃるのですが、その理由は・・・
(上司や家族に)認めてほしい、なんでこんなに頑張っているのに認めてくれないんだろうとずっとイライラだったり、悶々としていたけれど、自分自身が認めていないことに気づきました。腸セラピーをしてもらって、あぁ〜私、頑張っているなぁと思えて。そうしたら、承認欲求はすーっとなくなりました。
このようにお話しくださる方々がいらっしゃいます。
腸セラピーは自分との対話ができるので、セルフケアとしてもおすすめです。
お腹がふくれる前にケアしていきましょうね。
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