「スーパーフード」という言葉はご存知でしょうか。
1980年代にアメリカやカナダで食事療法を研究する専門家や医師が、有効成分を特別多く含む食材に対してつけた名前です。
2000年頃から世間に徐々に広まり、医師による本も出版されるようになるのですが、一般に知られるきっかけは、海外セレブや日本のモデルが発信することも相乗効果があったのではないでしょうか。
ただ、「スーパーフード」の定義って、がっちり決まっているわけではありません。
「一般の食材よりも、栄養素が突出して多く含まれている」という特徴がある、主に植物由来の食べ物を指しているのです。
「スーパーフード」という横文字を聞くと、どうしても海外のものを連想します。
チアシード、カカオ、クコの実、ココナッツ、アサイーなどは、テレビや雑誌で話題になりましたよね。
実は、日本にも世界に誇る「スーパーフード」があるのをご存知でしょうか。
それは日本のどの地域に住んでいても手に入るし、自分で作ることもできます。きっと、あなたのご自宅にもあると思いますよ。
何だかわかりますか?
ジャパニーズ・スーパーフード
世界に誇る日本のスーパーフード、それは「味噌」です。
味噌といえば、大豆→タンパク質…と連想されるかもしれませんが、それだけではありません。
摂取が難しいビタミンやミネラルも豊富なんですね。
ビタミンB群、ビタミンK、鉄、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、ナトリウム、カリウム…等など。
特に「冷え症」「疲れやすい」「代謝が悪い」という方にはオススメです!
味噌というと、塩分を気にされる方もいらっしゃるのですが、ご安心ください。
1日の塩分摂取量が男性8.0g未満、女性7.0g未満とされるのに対し、お味噌汁1杯で摂れる塩分は、わずか1.2g程度。
持病などの影響により塩分制限がある方でも、ぜひお味噌汁は飲んでいただき、他の塩分を気にしてもらった方がいいです。
ちなみに高血圧と味噌は関係ないことが、日本高血圧学会報告リリースより出ています。
むしろ、「高血圧=塩分の摂り過ぎ」という公式は古い発想で、高血圧を気にされるなら、生活習慣全般を見直す必要があります。
また、塩といっても、「食塩」と「自然塩、天然塩」は別物です。
食塩は精製されたもので、塩本来の栄養はほとんどありません。この「食塩」の摂りすぎは高血圧に注意ですね。
高血圧や塩分のお話しは別の機会にできればと思いますが、今日のブログは、「味噌を摂ろう!塩分を気にするなら他のところで」ということでした。
1日1杯は、お味噌汁を。免疫力UPも期待できます。