腸活なんて言葉がまだ世に出ていないときから、会社員時代の私は仕事帰りにアロマトリートメントやもみほぐし、リフレクソロジーなど、ボディケアサロンによく行ってました。鍼灸院にも通いました。
ベッドがたくさん並んでいるもみほぐしのお店(店舗研修だけで施術できちゃう系)でも、おそらく有資格者であろう店長さんに担当してもらったりすることが多かったので、あまりヘタな施術にあったことは記憶にありません。
サロン以外にも、個人でされているスタジオ(ヨガやエクササイズなど)もいくつか通ったことがあります。
いろんなサロンやスタジオに行ってきただけに、施術などのメインサービス以外でも「これは、嫌だな」と思うこともありました。
これはあくまでも私の個人的な趣味趣向・価値観として読んでいただければと思いますが、セラピストとして活動したいなとお考えの方に届けばいいなと思っています。
こんな接客のサロンには行きたくないワースト3
施術後、セラピストと向かい合った状態でお茶を飲む
あんまりないと思うんですけど、これってどういう状況?と思わざるを得ない光景です。セラピストが受付にいらして、その真正面に私が向かい合わせになるように座ってお茶を飲む…飲みづらいです。
セラピストと向かい合って一緒に談話しながらお茶を飲むところもありましたが、1人になる時間が少なすぎると気を張ってしまいます。口数の少ないセラピストさんだったら余計に、こちらが気を使って話しを振っていたので、それもきつかった…笑。
めっちゃ話しかけられる
施術中はしゃべらずに、施術を受けることに集中するか、寝るか…が私のサロンでの過ごし方です。これは仲良くしてもらっているセラピストさんのところにいっても、同じです。もちろん、一切口を開かないわけではありませんが、思考を落ち着かせたいんですよねー。
で、一番困ったのが、フェイシャルエステで話しかけられたとき!単純にしゃべりにくいじゃないですか。最初から最後までまあまあプライベートなことをずっと質問され続けたので、3回くらいは行きましたが、それでやめました。
こってますね!と何度も言われる
これが一番「されて嫌なこと」です。私にとっては。一度くらいならいいんですよ。そう何度も何度も言わないでって思います。こってるのは知ってますよ!こっている自覚があるから、ここに来たんですよと心の中で叫んでいます。
私は高齢者施設に出張して体操教室を開いたり、ダンスレッスンに通ったりしているので、そのときのジャージ姿でサロンに行くこともあります。見るからに運動をする人だなっていう格好と鞄で(上下ナイキとか)。
その姿で行ったのに「こんな運動、ご存知ですか?すごくこっていたので、これをやってください」とめちゃくちゃ丁寧にエクササイズを教えてもらったことがあります。「この服装を見て、そんなに懇切丁寧にレクチャーすんの? なんかやってそうとかって思わないの?」って思っちゃいました。
セラピストの仕事は施術だけじゃない
「こんにちは~」とお客様と顔を合わせた瞬間から、観察をして、ヒアリングをとおして、ニーズを拾うことを心掛けています。
もちろん、私は完璧にできているとは思っていませんが、「夜勤明けでそのまま来ました」と言われたら、「お仕事お疲れ様でした。ゆっくり寝てくださいね~」なんて話すこともあります。便秘解消のために来られていたとしても、いきなり「お水飲めてますか?」と聞くことはありません。
めちゃくちゃ肩がこっているなーと思っても、終わった時に「こってますねー!」と連呼することはないです。
施術中にこっているなと思ったら、そのとき解せる分はしっかり解して、「ほぐれましたねー」で終わる方が気分良くないですか。100%は取り切れないですけど、終わった時に「軽くなった!」と感じてもらえるくらいの技術はセラピストなら持っているはずです。
体もよくしたいけど、気分もよくしたい。これがお客様の本音ではないでしょうか。私自身が様々なサロンに行ってお客さんの立場になっているから、それを反映させています。セラピストとして活動する方は、いろんなサロンに行っていいところもそうでないところも、たくさん体験してみてくださいね。
幸せ腸セラピー協会の腸セラピスト養成スクールを卒業された方は、腸セラピーサロン凜花(スクール開催サロン)またはご希望のサロンで、OJT研修を目的とした体験会を開催することも可能です(任意)。お客様にカウンセリングや施術をするという一連の流れの中で、言葉遣いや声掛けのタイミングなど、接客を見させていただく会です。独り立ちしたら誰も注意してくれずにサーっといなくなりますから、安心して活動できるように、接客マナーを身につけましょうね。