先日、卒業して以来の母校に訪れた理由は、2023年春から始まったアントレプレナー育成プログラムの「ビジネスプランコンテスト」が開催されたからです。
学生の間に起業する人がいることは知っていましたが、どこか遠い話に感じていました。エリート大学の学生だろうとか(笑)。ところが母校がそのようなプログラムを始めているのは知らなかったのと、ちょうどビジネスプランコンテストを視聴したい人を募集していたので、「起業家卒業生」として参加してきました(学生、教授、起業家卒業生はそれぞれ名札の色で区別されていた)。
ちなみに、様変わりしたキャンパスに「きれい!」「すごい!」しか言えなかったという100%プライベートブログはこちら。
20年ぶりの母校!起業家卒業生との出会い|幸せ腸セラピー協会
先日、出身大学に20年ぶり(卒業以来!)に行ってきました。2023年春に「アントレプレナー育成プログラム」が立ち上がり、その1年の集大成として「ビジネスプランコンテスト」が母校にて(開催場所の名前が、イノベーションハブ。中はオシャレなコワー...
学生のビジネスプランコンテスト、どんな感じだったのかを書いていきます!
質疑応答は結構シビア
学内で開催される学生だけのビジコンということで(しかも初開催)、なんとなく「学生基準」みたいなものがあるのかなと思っていたんですね。
授業内で「いいアイデアだねー」みたいな感じのアットホームなものなのかなと。どうやら「アイデアコンテスト」なるものはすでに行われていて、今回はそれをブラッシュアップしたコンテストということで、審査員席にはソフトバンクさんとか、京都中央信用金庫さんとか、大人が参加するビジコンさながらの雰囲気でした。
プレゼンはきっかり10分!
プレゼンは10分で、3分前と終了時にはベルが鳴ったのですが、みなさん本当にちょうど10分におさめておられて、それだけでも素晴らしいなと思いました。
私は2023年の1年間をかけて、いくつかプレゼンする場に行きましたが、ラストは慌ててペラペラとスライドをめくったり、早口になったりした起業家を何人も見てきたんですね。10分というのは長めだと思いましたが、決して「長いから話せる」のではありません。長いなら長いなりに、いろんなことを話したくなるものなので(短すぎてもよくないので)決められた時間内に話しきるというのは、起業家にとって基本的なマナーであるとも思いました。
審査員はシビア!
賞金も出してくださる企業さんもいらっしゃいますから、単なる学習成果発表会ではダメで、「ここで黒字って遅くない?」「最初の資金はどこから出せるの?」「大手(企業)が真似できそうだけど、君の強みは何?それって強みなの?」と、本当にそれが事業として成立するのか?という目で見られていました。学生だからどうこうではなかったのが、会場にいた全員の背過ぎを伸ばしました。
審査の結果、優秀賞は2組でしたが、最優秀賞は今回見送られました。シビア!妥協なし!
社会問題との距離感
ビジコンを視聴するメリットの一つに、「社会問題を知ることができる」があると思います。ネットでも様々な社会問題を目にしますが、ビジコンではそれぞれの問題を深堀して話しを聞くことができるので、自分が直接かかわることが少ない分野のことも、今はそうなっているのか(そんな課題があるのか)と勉強になるんですね。
今回のビジコンでも、社会問題をとりあげ、それを解決するにはこれがいいよ!というアイデアの発表でした。
ちなみに私が学生のときは社会に全く目を向けず、部活に明け暮れていたことを思い出しました。
起業家卒業生と学生たちとの交流
ビジコンの後は交流会! 学長や副学長もお越しになり、発表した学生さんや駆け付けたOBOGとの交流会は立食パーティー形式で、起業家卒業生が一人ずつ呼ばれて自己紹介をするシーンもありました。
今回のビジコンには直接のかかわりはなかったのですが、その会場のすぐ近くでは、私が直接お世話になった先輩が課長として勤務されていて(3年で転職している私にしてみれば、勤続年数20年を超えている先輩すごい!笑)、20年ぶりにお話しすることができました。人数の多いチアリーダー部に所属していたので、一人の先輩とじっくり話すこと自体もそうそうなかったかもしれませんが、私の体育会系精神はここで培われたことは間違いないです。
また春から2期目に入るアントレプレナー育成プログラム。今から1年後はまたビジネスプランコンテストが開催されると思いますので、見に行きます!