腸や腸内細菌の研究は日進月歩。どんどん情報がアップデートされるので、学びが止まりません。
実は「善玉菌、日和見菌、悪玉菌の割合は、もう2対7対1ではない。その情報は古い」とも言われてきています。
私が腸もみサロンをオープンした2016年と明らかに違うのは、腸の事を教える人も学ぶ人もともに増えたことです。コロナ渦でオンラインが一気に普及したので、学ぶ機会自体も増えましたね。
セラピストやセラピストを目指している人は、とても勉強熱心で探求心があります。どんどん学びを深められています。
一方で、それを(未来の)お客様に向けて発信できているかというとちょっと弱いんじゃないかなというのが、私の今の時点での意見です。どこか「知識欲を満たすことがゴールになっている」という印象を受けるんですね。「十分に知識を身につけ、経験をしないと、世に発信できない」と思われていたらこの続きを読んでいただきたいなと思います。
アウトプットできてこそ理解につながる
しっかり理解してから発信していこう!と思う気持ちもよくよくわかりますが、自分の口で話したり、自分の言葉で書いたりすることでようやく「理解」につながります。頭がいい同級生が勉強を教えてくれる光景を思い浮かべてください。彼らは「頭がいいから勉強を教える」のではなく、「勉強を教えるから頭がよくなる」という面もあるんです。
たくさん学んでいるのに、いざ人前で話す機会が得られたとしても「うまく話せないから…」と機会を逃す人もいます。
うまく話せるかどうかは練習あるのみで、大事なのはまずはアウトプットなんです。SNS発信やセミナー登壇などのハードルが高ければ、ご家族やお友達、一緒に学んでいる仲間に話していきましょう。間違えても後から修正できる間柄の人がいいですね。
ちなみに自分の知識として世に出さない人っていますけど、今の時代に「情報をたくさん持っているかどうか」ってたいして価値がないことは、ここでお伝えしておきます。
インプットとアウトプットは高速で回そう
今日学んだことは、今日中に人に伝えてみる。明日以降など先延ばしにしないことがポイントです。それを何度も繰り返すことで早く自分の血となり肉となるのです。
腸のことを学んでいる人は当然ながらどんどんマニアックな知識を手に入れますが、まだ「腸もみ」を知らない人もいるので、「お腹をもみほぐすといいんだよ」「お腹をもみほぐす施術があるんだよ」というところから、どんどん発信してほしいなと思っています。
伝えるからには体現しよう
腸活をしっかり取り組むと、体調がよくなりますし、イライラすることも減ります。ポッコリお腹は解消されるし、肌がきれいになるし、熟睡できるので日中のパフォーマンスもアップしますよね。
じゃあ、腸の事を学んだ人がそれを体現できているかってことです。もちろん、みんな個々の人間なので多少の差はありますが、頭の中に知識がつまるだけで、実践できていなければ(健康的でなければ)、「それって効果あるの?」と思われても仕方ありません。特にセラピストを名乗るなら尚更です。プロってそういうもんですよね。
先日、初めてサロンに来られたお客様がこうおっしゃってました。(タレントの)MEGUMIが腸セラピーやってるって(紙面上で)言ってたのを見て、それで腸もみを知りました。あの人(MEGUMI)ってキレイじゃないですか。だから一回受けてみようと思って…と。
腸のあれこれを細かく言わなくても、MEGUMIさんが言うなら美容にいいんだろう!って感じますよね。私たちはMEGUMIさんほどネームバリューは全くないですが、それでも「あなたが言うなら!」と思ってもらえるように、伝えるだけでなく“体現”する必要があるんです。
「伝え方」は“考える”のではなく“設計する”
どうやって伝えたらいいのかな…と、初めの頃は迷いますよね。そこで頭で考えても仕方なくって、これは「どう設計しよう」という発想が望ましいです。
専門知識を得たら、どう伝えるかっていうのはまた別のスキル。もし、伝え方に自信がない方がいらしたら、私がお役に立てます^^