「40代のときに難病の潰瘍性大腸炎になり、大腸を全摘しました」とおっしゃる60代の女性が、腸もみを受けてくださいました。
大腸をとったお身体に腸もみをする…これは全く初めてのことでしたが、「普通に施術してもらってOKです」とのことで、ご希望された全身トリートメントと腸もみの90分コースをさせていただきました。
そのときのご感想をいただきましたので、ご紹介致します。
潰瘍性大腸炎とはどんな病気なのか?ということについても触れております。
潰瘍性大腸炎とは
私たちの腸の中には、たくさんの細菌が生息しています。これらは善玉菌や悪玉菌など、いろいろな種類がいてバランスを保っています。このバランスが崩れると、腸に炎症が起こってしまうことがあります。
その中でも大腸というところに、特に強い炎症が起こってしまう病気が「潰瘍性大腸炎」です。炎症が起きると、腸の表面に潰瘍(かいよう)という深い傷ができたり、出血したりすることがあります。症状としては次のようなものと言われています。
- 下痢: 水っぽい便が出ることが多く、回数も増えます。
- 血便: 便に血が混ざることがあります。
- 腹痛: お腹が痛むことがあります。
- 発熱: 体温が上がることもあります。
もちろん、これらの症状は人によって、また病気の程度によっても違います。勝手に判断しないように注意してくださいね。
難病情報センターにはもっと詳しく書いてありますので、リンクを貼っておきます。こちらからご覧ください。
治療方法
潰瘍性大腸炎の治療は、薬を飲んだり、食事療法をしたり、場合によっては手術をしたりします。
今回、腸もみを受けてくださった女性は、手術をして大腸を全摘出され、歩くことができなくなったそうです。
このときの経験をもとに、今は足と靴の大切さを伝えるお仕事をされています。
腸もみを受けてのご感想
施術していただいていたら、どんどん口元が緩んでいくのがわかりました。
上の歯と下の歯が軽く離れていく~
そして口の中が広くなっていく~
顎関節症でガクガクいっているわたしですが、帰るときにはそんな音ひとつもしませんでした~
(ご本人のブログより/)
これは嬉しいご感想です!
施術中は、今どこを触られているのか、そして自分はどう感じるのかを観察しておられたとのことです。
できれば施術を受けるときはセラピストとぺちゃくちゃおしゃべりはせず、ご自身の内側に目を向けていただけると効果的なんです。眠くなったらそのまま寝てくださいね。(寝たことがわかると、セラピストは心の中でガッツポーズをする…というのはよく聞く話しです。リラックスしてもらえた証拠なので笑)
足育アドバイザーをされている藤田さまのご感想はこちらに続きます。
病気がある方への腸もみ
藤田様の場合は手術してから20年も経っていること、ご本人が「普通に施術して大丈夫!」とおっしゃったこと、これまでにも様々なマッサージは受けられていることから、私もご予約を承りました。
もしこれをお読みになっている方で、「こんな病気があるけど私も腸もみを受けていいのかな」と迷われたら、セラピストではなく主治医にご確認いただきますようお願い申し上げます。