幸せ腸セラピー協会の腸セラピスト資格取得講座には、様々な立場の方が受講してくださっています。
今の仕事自体が健康分野に関わっていなくても、ご自身で栄養のこと、ファスティングのことなどを学ばれたり、単発講座や本などで腸の勉強をされた方もいらっしゃいまして、じゃあその方々が当協会の資格取得講座に求められているのは、「腸もみをする」という施術のことだけかと思いきや、お話を伺うとそうでもないことがわかります。
それは、「アレはだめ、これにしなさい!という縛りが強すぎて継続できない」というもの。ご自身が心折れるケースもあれば、すでにお客様をサポートする中で再現性がないと感じられるケースもあるようです。
そのような経験をお持ちの方が、なぜ幸せ腸セラピー協会を選ばれるのか、選んでよかったと言ってくださるのかを、改めてここにご紹介したいなと思います。
朝ご飯は結局食べるのか食べないのか問題
これまでいろんな講座や本を読んできた方が陥ってしまうのが、「相反することを言っているけど、どっちが正解なの?」ということです。
そこで代表的なものが「朝ご飯は食べるのか、食べないのか」ではないでしょうか。これ、裏を返せば「3食きちんと食べよう!」なのか、「空腹時間を作ろう!」なのかということなんですが、私の見解はこうです。
朝ご飯を食べる理由
私個人でいうと、基本的には朝ご飯は食べる派です。その理由は、以下のとおり。
- そもそも朝起きた時点でお腹が空いている
- 朝に顎を動かすことで唾液を出す
- 1度にたくさん食べられないので朝を抜いたら栄養が不足する
それぞれ解説します。(1はそのままなので、省略します)

寝ている間に口の中に細菌が増殖してしまうので、起床したらまずは歯磨きをしてからコップ1杯の水を飲むことは必須です(水分補給も兼ねて)。
それでも歯周病菌は40歳以上になると誰でも持っているので、朝の口腔ケアだけでは不十分です。そこでさらに口の中で殺菌し、胃の中でも殺菌できるようにするためには、唾液の分泌が必要なんですね。口腔ケアと胃のケアが疎かになっていると、歯周病菌が体内に入り込み、様々な体調不良や病気につながります。
ですので、スムージーを飲むとかではなく、ご飯を食べるのです。(繰り返しますが、そもそもお腹が空いている!)
また1度にたくさんの量は食べられないことがわかっているので(ダンスをした日だけは別!)、この体質のまま1日2食にすると、おそらく栄養が足りないんじゃなかと思います。
1回の食事量を無視しても、1日2食とした場合、あなたはバランスのいい食事を食べることができますか。もしそのうち1食でも「パスタで済ませよう」とかになってしまうと、あとの1食で栄養バランスを考えて摂らなければいけません。…足りてますか?
朝ご飯を食べない理由
時々、本当に時々ですが、朝ご飯を食べない日もあります。それは、お腹が空いていないからです。
前日の夜遅くまで飲食を楽しんでいたとか、夜に会食でいつも以上にたくさん食べてしまったという日の翌朝、空腹を感じていなければ食べません。
「時間が来たから食べる」ではなく、「朝はしっかり食べないと力が出ないよ」でもなく、その時々のお腹の声を聞いて、判断しています。
朝ご飯を食べないメリット
16時間は空けましょうとか、プチ断食しましょうとか、聞いたことがあるかと思います。空腹になることで、消化吸収する機能がお休みし、内臓がリセットされて、その後また元気に活動してくれることになります。
抗酸化酵素が増えて細胞の老化を予防してくれたり、脂肪を分解してエネルギーにしようとしてくれます(脂肪の前に、肝臓に蓄えられたグリコーゲンを利用しますので、すぐに脂肪分解して痩せる、という話ではありません)。
私たちが「これくらいの量なら」と思っていても、「疲れたから身体は甘いものを欲しているはずだ」と思っていても、食べ続ける限り、胃腸をはじめ各内臓が休まず働いているのです。あなた自身がブラック企業の社長にならないよう、空腹を感じる時間を作りましょう。
コーヒーは身体にいいのか悪いのか問題

朝ご飯問題の次に多いのは、コーヒーは身体にいいのか悪いのか問題。
ファスティングを勉強された方は、悪いもの!と学ばれたのではないでしょうか(スクールによるのかな?)。
こちらの結論は、「1日2~3杯程度ならOK」です。まぁ少ない分にはいいかと思います。
もちろん、コーヒーが苦手な方が健康のためにと思って頑張ってわざわざ飲む必要はありません。
コーヒー好きな方が「え、ダメなの?至福のひとときなのに!」となることがあるので、コーヒー大好きさん向けに書いてきますね。
ちなみに私もコーヒー好きですが、豆に詳しいとかはありません。カフェで過ごすこと、家でコーヒーを淹れることが好きなのかもしれません。豆にこだわりと愛情があるマスターのカフェによく夫婦で行くのですが、その行きつけのカフェで豆を買っています。
コーヒーの利点
コーヒーにはポリフェノールやナイアシンといった栄養が含まれています。ポリフェノールは抗酸化作用があり、ナイアシンは幸せホルモン「セロトニン」の材料です。
またアロマ効果があるとも言われていて、コーヒー好きにとってはその香りを嗅ぐだけでリラックス効果があるんですね。
コーヒーの注意点
ご存じのとおり、利尿作用があるので水分補給として飲むことはできません。あくまでも嗜好品です。そして矛盾するようですが、体質によってはコーヒーを飲みすぎるとむくんでしまうんです。暑い地域で摂れるものは身体を冷やす作用もあり、飲みすぎは胃への負担もかかるので飲みすぎには注意が必要です。
アンチテーゼには冷静な目を
あなたが学んだことと対立する意見、反対の主張を見つけたら、その言葉だけに振り回されるのではなく、「なぜその主張をするのか、その根拠は何なのか」をしっかり読み込んでいきましょう。どうしても本や講座などは、売り手の気持ちもあって、強めの言葉を使う傾向にありますから、落ち着いて調べてください。
そうすることで、根っこの部分ではすべて正しいということがわかります。
その上で、ご自身や目の前のお客様に対して、様々な引き出しから必要な部分をピックアップすればいいのです。
みんなが全く同じ生活習慣で済むのであれば、もっとみんなが健康であったり、全員がダイエットに成功していると思いませんか。
幸せ腸セラピー協会の講座で「柔軟な思考を持って」とセラピストに言っているのは、こういうことです。
人の言葉に振り回されず、自分の頭で考えられる賢い女性を目指しましょう!