去る1月19日(日)に、
特定非営利活動法人アットリンク奈良クライシスサポートセンター様主催のアットリンクカフェにて、腸活セルフケアのお話しをさせていただきました。
6名の参加者さんと共に、2時間というたっぷりのお時間を過ごしたのですが、私が話すときはみなさんしっかりメモをされ、こちらから問いかけをしたときには、お一人おひとりがご自身の意見や経験、感想などをたくさんお話しくださったので、2時間があっという間でしたし、双方のやり取りがあることで、より一層学びが深くなったかと思います。
この記事では腸活セルフケア講座での様子や、健康管理に取り組むときに大事にしてほしいなと思うことを書いていきます。
腸活セルフケア講座の内容
講座は次の流れでお話ししました。
- 東洋医学と西洋医学の違い
- 腸の働き5つを知る
- 腸と自律神経の関係
- 食事の見直し3ステップ
- メンタルケアの前にやること
- 東洋医学的観点での体質チェック
- 自宅で出来る腸活
どれも私が一方的に「こうですよ」と言い切るのではなく、「こういうことが体内で起こると、どんな症状が起こると思いますか」と参加者さんに考えてもらって、自分の言葉で答えてもらう時間を作りました。正解も不正解もないので自信を持って意見を出してくださいと、安心安全の場であることを伝えて、少人数ならではのいい雰囲気で進められたかなと思います。

講座を行う時、私がいつも心掛けていることは「たったひとつの正解を言わない」ということです。
健康管理に関することで、たった一つの正解はありません。
例えば、朝ご飯は食べた方がいいのか、16時間は食べない方がいいのかという相反する主張がありますが、私の意見は「両方正しい」です。なぜそのようなことを言っているのか、その根拠は何なのかを紐解けば、意外とどれも的を得ているんですね
健康に関する様々な分野のプロを名乗る人たちでも、あれは食べない方がいい、これをよく食べた方がいいと、いろんなことを好き勝手言ってます(笑)。
迷ったら、その根拠を探る。それが腑に落ちて、自分にとっても効果が期待できそうであれば、試す。効果がなければやめる。これでいいんです。人の身体ってそんなもんなんです。
答えより知恵を身につけよう

例えば幸せホルモン「セロトニン」を作るためには、トリプトファンという栄養が必要なのですが、では、どの食材にトリプトファンが多く含まれているのかは詳しくは話しません。
例えば「バナナ」と答えたとしたら、バナナばかりを摂る人がいます。スーパーから納豆が消えた、あの現象ですね(あのときに納豆をせっせと買った人は、今頃どうしているのでしょう)。家には常にバナナがあって、朝ご飯は毎日バナナ、とか。この1点集中こそが腸内環境の乱れの第一歩です(医師の栄養のセミナーでも、やはりこのような説明は入っています)。
答えをもらいに来るのではなく、知恵をつけるつもりで話しを聞いてほしいです。
講座を終えて、それぞれの生活に戻った中で起きた不調に対して、その都度私がアドバイスをすることはできないですよね。あれ、ちょっと鼻がグズグズするなぁと気になった時に、「こういうときは、こうするんだった!」と思い出せるようになっていただくことが、講座をする目的です。
ですので、「トリプトファン」という名前を覚えてもらって、それが多く含まれる食材はご自身のスマホで調べてください。季節の食材、調理が簡単な食材、あなたの好物など、色々見つかるはずです。いろんな食材を摂ることが腸内環境を整えることを、覚えてほしいなと思います。
参加者様からのご感想
今回の腸活セルフケア講座に参加してくださった方からのご感想をご紹介します。
- 普段あまり気にしていない腸のことを学べてよかったです。腸もみやってみます
- 東洋医学の考え方が好きなので、とても楽しい時間でした。
- とてもわかりやすいお話で勉強になりました。全身の健康のために腸活の大切さがよくわかりました。
- 腸もみのことを勉強して今日からやってみたいと思います。外に出て光を浴びて元気になりたいと思います。
- 東洋医学の観点で腸活を勉強できてとてもおもしろかったです。おすすめの食べ物や食べ方を単純に教えていただけると思っていました(笑)季節や自分にあった方法を探していきたいと思います。
- よく噛んで食べることも含め、食べる速度や量、タイミングなど一番基本の大切な部分を再度確認できたことが一番の収穫でした。
- 東洋の考え方がもっと広まったら健康な人も増えるなぁと実感します
- たまーに運動したらやった気になるけど、逆効果とわかったので毎日少しずつルーティーンになるようにしていきます。貴重なお話がたくさん聞けてとても有意義でした。
腸活講座、お任せください
幸せ腸セラピー協会の腸活講座は、腸に焦点を当てつつも、健康の三原則『栄養・運動・休養』をバランス整えるお話しをすることができます。
フィットネス業界、介護業界にいた経験も踏まえてお話しすることができるので、聞き手に合わせた内容にカスタマイズが可能です。
オンラインでも、現地に行こともできますので、腸活講座に興味を持っていただいた主催者さんは、お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。