数年前から『腸活』という言葉が流行り、腸内環境を整えよう!といわれてますね。
私は2016年に腸もみサロンをスタートさせましたが、当時は「珍しい施術」として多くの人に知っていただけました。「なんで腸なの?」という質問は数え切れないほど受けてきました。
2018年の夏に、女性タレントが「腸もみを受けているんです~」ってテレビ番組で話されていたらしく(私は見ておらず、複数人のお客様から教えてもらいました)、そのタイミングで「腸もみ」というワードが広まったように感じます(テレビってすごい!)。
こんな流れを経てきているので、腸もみって何となく「腸活という健康ブームに乗っかったもの」というイメージがついてしまうのも否めません。
まぁ、一回はブームにならないとなかなか市民権を得られないので、これはこれでいいと思うのですが、そうすると今度は「○○流!」とか「○○式!」が冠についた腸もみが出てきました。
「第一人者の○○先生に師事しました!」っていうセラピストもいるんですが、この辺りについて私は譲れないので(笑)、「第一人者はもうこの世にいない!」ってことを何度も伝えたいと思います。
もし、腸もみを学びたいけどどこで学べばいいか迷われている方がいらしたら、このブログはお役に立てると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
腸もみは江戸時代にはすでに行われていた
腸もみ…実はこれ、江戸時代にはすでに盛んに行われていた手技療法なんです。
当時は「按腹(あんぷく)」といって、按摩(あんま/現代の按摩指圧マッサージ師)が患者さんのお腹を押したり撫でたりしていたんですね。中国では江戸時代よりもっともっと古い隋の時代(581年~618年)に、按摩は独立した“科”として扱われていたそうです。
そして日本(江戸)の関東では、盲目の流派と晴眼の流派が生まれたそうですが、視覚障害者の方が「按摩さん」としてお仕事をされているのを見たことはありますか。
ちなみに私が昔、働いていた会社では、障害者雇用として視覚障害者であるマッサージ師の方が何名か(何名も?)在籍されていました。
ところが、GHQが「按摩や鍼灸は非科学的だ!」と按摩や鍼灸を禁止しようとしたんですね。これに猛抗議を行ったことで、『あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律』が和解案として作られたそうです。
歴史を知ると流行に惑わされなくなる
このような歴史を少しでも知っておくと、健康ブームの流行に惑わされることはありません。身体のこと、健康のことはいつの時代も人々の関心が集まっているので、その研究は止まりません。その時々で新しい情報が出たり、過去の情報が修正されたりすることはあります。
それにしても「腸もみ」に関していえば、もう第一人者はこの世にいないし、本来の按腹をどうアレンジするかは、身につけたセラピスト一人ひとりにかかっているのであって、どこかのエライ先生が編み出すのを待つ必要はありません。
腸もみを習得する道は3つ
ということで、腸もみを学ぶにはどこのスクールを選べばいいのか、どうやって見極めればいいのか?という問いには、私の個人的な意見ですが、次のいずれかかなと思います。
- 按摩指圧マッサージ師の資格が取れる専門学校に3年通って国家試験をパスする
- 按摩指圧マッサージ師が開講する整体セラピスト養成スクールに通う
- 幸せ腸セラピー協会の腸セラピスト養成スクールに通う
1は、このブログ内で何度も出てきている資格「按摩指圧マッサージ師(国家資格)」を取る道です。
2は、国家資格を取得することはできませんが、まさに「按摩指圧マッサージ師」がマンツーマン~少人数制で開講している本格的整体セラピスト養成スクールがあるので、3年通うことや特に「国家資格」にこだわっていない方にはオススメです。
最後の3は、うちのスクールですね(笑)。なんでここに並んでいるかというと、「私が第一人者だ!」なんて微塵も思っていなくて、あくまでも腸もみは中国の漢方医学や、日本の按腹が元になっていることを理解し、その概念を盛り込んだカリキュラムを組んでいるからです。
このカリキュラムを組むにあたり、私は東洋医学(陰陽五行)を複数人の先生から学んできました。またこれは基礎であり、土台でありますので、この腸もみで十分お客様のお役に立てますし、基礎だからこそ応用も効きます。応用の一つとして、アロマトリートメントを組み込んだ施術も習得することができるカリキュラムです。
いきなり誰かのオリジナルを学んでも、一般のお客様は流派とかご存知ありません。○○先生から学んだの!って言っても「誰それ」ってなるのがオチです。
幸せ腸セラピー協会の腸セラピスト養成スクールは、腸もみの基礎を習得できます。興味のある方は、無料ガイダンスにお越しくださいね。