「この部屋にないものはなんですか」と聞かれて、答えるのは難しいですよね。
人はあるものの中から特定したものを探して初めて「あ、ない!」と気づきます。忘れ物に気をつけても、それに気づくのは必要になった時で、なかなか事前に思い出せるものではありません。
食事の見直しについて、様々な方法がありますが、腸活的に一言で言ってしまえば、なるべく何でも食べるというのが正解になります。
なので、「何をよく食べていますか」という質問より、「あまり食べていないものはなんですか」と聞いて、それを意識して摂っていただくのが一番ですが、食べていない物を自ら答えることは相当難しいです。答えられるとしたら、アレルギーなどの理由があってあえて避けている場合が多いのではないでしょうか。
摂れていない食材はラクして摂ろう
幸せ腸セラピー協会の腸セラピスト養成スクールでは、栄養を学ぶとき、「この中から普段あまり食べていないものはありますか」と受講生さんに聞いています。
「この中から」という枠は、いくつかあるのですが、足りていないものに気づくのって難しいので、まずは食材の一覧を見ていただいてます。
そこで「そういえば、レバーってあまり食べないなぁ」と気づけたら、例えば焼き鳥屋さんんで一本注文するなどの工夫ができます。
普段食べていない物を食べるようにするために、本人の気合とか気持ちだけでどうこうするのは難しいです。これまで長年「あまり食べない」という部類にいつの間にか入ったものを急に思い出して食べるってことは、現実的ではありません。
まずは、自分が口にしていないんだと自覚し、それをどうすれば食べることができるのか、それもなるべくラクな方法でできないかと考えます。
自炊にこだわらなくていい
食事の見直しで一番いいのは、自炊ですが、そこにこだわる必要はないかなと思っています。外食を活用してもいいんです。
外食は塩分を気にする人がいますが、それはお店を選べばいいだけですし、ほかのところで塩分を控えることも可能です(間食をやめるとか)。
また、外食でも同じようなメニューを選びがちであれば、メニューの隅々まで見て、これまで注文してこなかったものに挑戦してみましょう。
いつも同じものであなたはよくても、身体の中は偏りが出てしまいます。
今年は食材や調味料にこだわったお店を新規開拓してみるのも、いいかもしれませんね。