腸内細菌検査、あなたは受けられましたか。
様々な企業が開発し、自宅で簡単に受けられるようになっています。私はコロナ禍1年目のときに初めて受けました。
この腸内細菌検査は保険適用ではないので、気にはなるけど金額がちょっと…と思う方もいらっしゃるかもしれませんし、いくつかの検査キットがあれば、違いがわかりづらく、決定打に欠けるでしょう。
また、検査結果を見て理解できるのか、腸活に活用できるのかと不安になる方もいらっしゃるかと思います。
私も全部の検査キットを比較検討したわけではありませんので、絶対にこれがいい!というお話はできませんが(そりゃー
うちで取り扱っている検査を勧めたいですよ)、それよりは、腸内細菌検査を受けた後、こんな食べ物の選び方をする人がいるので、注意してね!というお話をしたいと思います。
腸内細菌検査に紐づくサブスクに注意
腸内細菌検査でわかる「型」

どんな腸内細菌検査でも共通してわかることは、代表的な腸内細菌の割合のほか、あなたの腸内細菌の型がわかります。
ただ、この型を表すのに共通言語みたいなものはなくて、アルファベットで表示するところや、当協会で取り扱っているものは数字で1型、2型…というふうに表します。
1型とはなんぞやというのは説明がありますし、その名称そのものはあまり重要ではありません。腸内環境は人それぞれ違うけれど、ざっくりといくつかのタイプに分けることができるんだなと思ってもらえたらよいかと思います。
サブスクとはサブスクリプションの略で、商品やサービスを定期的に利用するための定期制契約のことです。Netflixやミールキット配送サービス、オンライン講座など、一度は何かしらのサブスクをご利用になった方も多いのではないでしょうか。

では、腸内細菌検査に紐づくサブスクとは何があるかというと、「あなたの腸内環境はこの型だったから、このサプリを取り続けるといいですよ」というものです。
サプリは一例ですが、何かしら口にする物を提案してくるケースがあります。
どれだけ腸活に関心が高くても、どんなに体調不良でお困りでも、「この型だからこれを摂り続ける」という判断だけは避けていただきたいなというのが、何十人もの腸内細菌検査の結果を見てきた私の意見です。

食事を見直して体質改善を図るためには、何よりもコツコツ続けることが大事で、地味なことですが、これしかありません。しかもその変化を実感するには、個人差はあれど3ヶ月は見てほしいので、サブスクを活用できたら楽ですよね。
それでも腸活において私がサブスクを勧めない理由は、同じ物をずっと食べ続けることは、腸内環境に偏りが出てしまうからです。
単純に、善玉菌が多くて、悪玉菌が少ない方がいいのですが(ここでは日和見菌の話は省きます)、たとえ悪玉菌が少なかったとしても、そもそも細菌の種類が少ないと、健康的である(腸内環境が整っている)とは言い難いのですね。
更に、同じ物をずーっと食べ続けると、遅延型アレルギーにつながる可能性もあります。
ましてや「型」に、いいも悪いもないですし、例えば1型の人はみんな今、同じ腸内環境で同じ体調不良というわけではないので、やはり一人ひとりの検査結果に合わせて食べるものを見ていく必要があります。型で食べるものが決まってしまうのであれば、ビフィズス菌は何%でしたというデータも見なくていいことになりますよね。

腸内細菌検査の後にあったら安心だなと思うのが、個別に質問や相談ができるという点です。
どの検査も、検査結果を読めばわかるようにはしてあるものの、やはり初めて見る方にしてみれば、ちょっと難しいです。
フィットネスクラブで体組成を計ったことのある方ならイメージしやすいと思うのですが、自分で体組成を測定できたとしても、そのシートに詳しい解説があったとしても、初めて見るときには口頭でわかりやすく説明してほしいですよね。
フィットネス業界にいたことのある私の経験談で言うと、腸内細菌検査は体組成のシートよりも読解が難しいので、それを見ながら解説するとか、それを見たうえで質問できる窓口があると安心します。
私も個別にシートを作成しますが、やっぱり口頭で説明したほうが伝わるんですね。良い細菌でも多すぎても良くないし、長所と短所の両方を併せ持つ細菌も多いので、私もお客様の状況を伺いながらお話するほうが的確に言えます。
どんな食べ物があっているか迷子になっている方、どの検査を使った方がいいのか迷われている方の参考になれば幸いです。
幸せ腸セラピー協会でも、腸内細菌検査を取り扱っていますので、興味がある方はぜひ下のバナーからご覧ください。