腸もみの資格を取ってセラピストとして活動したい、自分のサロンを持ちたい…そのようにお考えの方で、このような不安はありませんか。
「でも、腸もみだけで成り立つのだろうか」
このようにお考えになる気持ちもわかります。腸もみだけの施術って30~40分程度で決して長くはありませんから、これでお商売が成り立つのか不安になるんですよね。
だからよもぎ蒸しをプラスしようか、ヘッドスパも学ぼうかと“迷走”して、結局できることは多いけど、何屋さんかわからない状態になってしまうケースもあります。
いや、何屋さんかわからないだけでお客様が来ているなら、まだいいんです。セラピストとして活動はできていますからね。
いちばんよくないのは、「これではまだまだ…」とずーっと学びにだけお金をかけて、いつまで経ってもお客様に提供できていない状態。
知識欲を見たしたいのであればそれでいいんですが、何のために学んでいるのか見失わないようにしたいし、いざサロン開業となったとき、資金不足になってしまうのもよくありません。
この記事では、「腸もみだけでサロンをやっていけるのかな」と不安になられている方に向けて、書いていきますね。
腸もみだけでは不安になる理由
「腸もみだけでは不安」だという方がおっしゃるのは、「腹部というほんの一部だけ、お金をいただけるのか」と「30~40分程度の施術でお金をいただいていいのか」の2つです。
「腹部だけ」は足りないのか
身体の部位で考えると、まつエクもネイルも、足つぼも、触れる面積はものすごく狭いですよね。触れる部位の面積で物事を考えるなら、まつエクもネイルも、足つぼも成立しません…が、そんなことはないですよね。
「30分程度」は短いか

確かに施術時間と考えると短いです。まつエクは(本数によりますが、)1時間かかることが多いので、いくら触れる部位の面積にとらわれるなと言われても、その時間が短い場合に、これで事業として成り立つのかと不安になるのもわかります。
一方で、「短時間で施術するから選ばれる」という人もいます。レディーガガのネイルを担当しているのは、なんと日本人ネイリストで「短時間で仕上げられるから」というのも選ばれた理由の一つだそうです。忙しい人は「今すぐ、さっと!」を求められます。
30分では短いから仕事にならないのではと考えるのは、1時間1,000円などという“思い込み相場”からではないですか。確かにボディケアの相場は、1時間1,000円程度ですが、栗化しますがそれは“思い込み相場”でしかありません。もっとコンセプトを考え、市場調査をしていきましょう。
とはいえ、「VIPをお客様にする!」は話しが飛躍しすぎています。あなた自身がVIPの気持ちを理解し、ニーズを理解していることが大大大前提ですよ。
他の手技を学ぶ前に考えること

もちろん、腸もみ以外の施術を学んでいいんです。幸せ腸セラピー協会の腸セラピスト資格講座では、腕や脚、デコルテや背中などのオイルトリートメントができるオプションもございます。
ただ、他の手技を学ぶ際に、このことを考えてください。「これは、不安からの行動ではないか。お客様のためになる行動か」
不安を払拭するための行動(他の手技を学ぶ)なら、考え直してください。
「うちのお客様の役に立つためには、この手技や知識が必要だ!」と思うものを選んでください。
私もそのような理由で、五行を学んだり、睡眠のことも学びました。周りの人の声は参考にはしますが、アドバイスどおりに従うのはやめましょう。アドバイスをする人は良くも悪くも好き勝手言います。「よもぎ蒸しを入れた方がいいよ」と言ったその人は、あなたのサロンに来てくれるでしょうか。
最終決定権を持っているのは、あなたです。
これまでの人生経験を総動員しよう!

腸セラピスト資格取得講座を開講している私が言うのもなんですが、そもそも「起業・開業するために資格を取る」という時点で、ゼロスタートなんです。
ここで、ある卒業生さんのお話をしましょう。
ここまでに書いた通り、他にも施術スキルを身につけた方がいいのか、迷われていたので、改めて「誰に何ができるのか」を棚卸ししました。まずは「やりたいこと」ではなく、「できること」です。「やりたいこと」という希望はまだふわふわしているので、不安が付きまといますので、まずはできることに目を向けましょう。
できることを棚卸ししていくと…あれ、施術じゃなくてもメニューができる!と落ち着いたんですね。
セラピストの仕事は身体を触ることだけではありません。コンテンツメニューを作り、それ単体でもいいし、腸もみとプラスしたら相乗効果が期待できるし、オンラインでも提供できることがわかると「今すぐできる!」というふうになったんです。
これはコンセプトから全くブレないし、メニューが決まったら、私も受けようと思いました!
こんなふうに、一人ひとりの棚卸しをしていくので、あなただからできるサロンに近づきます。
仕事の話になると私は理論的に話を進めていくので、気持ちに寄り添うのではなく、トンネルを抜け出すことを目指します。
資格取得講座を受講される方は、セラピストの働き方、メニュー作りなど、お気軽にご相談くださいね。