腸にとってパンやパスタなどの小麦製品はよくない、というのは、この腸活ブログにたどり着いてくださった方であれば、ご存じだと思います。
おもしろいことに、腸セラピストとして活動している私も、そして腸セラピスト資格取得講座を修了した卒業生も、周りの友人や知り合いからは「パンとかパスタは食べないんでしょ」と言い切るように言われることが少なくありません。
そして私も講座を受講した卒業生も、「いや、食べますよ、好きですよ」と答えるところまでがセットです。笑
この記事では、腸活における小麦製品の存在と「食事の3つの機能」をご紹介します。
なぜ腸セラピストもパンを食べるのかがおわかりいただけるかなと思いますし、これから腸活に取り組もうかなと思われている方の参考になれば幸いです。
食事の3つの機能
「食事を摂る」ということは、ただ栄養を摂るだけでなく、全部で3つの機能があります。
- 第一次機能:栄養機能
- 第二次機能:感覚機能
- 第三次機能:生体調節機能

ここでお伝えしたいのは「第二次機能:感覚機能」です。単純に言うと、「食べることも楽しみのひとつだよね!」ってことです。
初対面の人やお仕事関係の人と会って話しをする際に、食事を介して場が和むことがありますよね。またBBQもそうです。美味しいお肉が食べたいというより、みんなでわいわい楽しみながらお肉を焼くというイベントを楽しみます。
このように食事を摂ることの意味合いとしては、栄養を摂ることがすべてではなく、食を通じて他の人とコミュニケーションを円滑にとったり、ひとりで食べるにしても「おいしい!幸せ!」と感じることも、役割の一つであることを、この機会に覚えていただけたらと思います。
腸セラピストの食生活
では、私たち腸セラピストがどんな食生活を送っているかというと、まぁ知識があっても実践するかどうかは個人個人の問題なので、「腸セラピスト」という肩書で一括りにはできないかもしれませんが、だいたい次のような感じです。
- 調味料は添加物のない物をきちんと選ぶ
- 基本の主食はご飯
- 水分補給は「水」
そして、間食もします。チョコレートもドーナツも食べますよ。ただ、この間食が「毎日の当たり前」ではないということがポイントです。
さらに、これは声を大にして言いたいのが、「人といるときは食事を楽しみたいので、普段のおうちごはん(見えないところ)では、栄養を意識している」です。
そもそも腸活に取り組むと、それ以前に比べてパンに対する欲求度は落ち着いてきます。小麦製品に対する依存度がかなり低くなるので、なにも「我慢している」ではありません。
その結果、外食の時くらいはと思って食べる人もいれば、傍から見て「腸活やっているとパンとか食べないんだね」というような人は、正しさを追求した結果ではなく、身体の心地よさの結果、食べなくなったんだと私は思います。
身体の声に耳を澄ませてみてください。
朝ご飯にパンを食べたり、仕事の昼休みに菓子パンとコーヒーを胃に流し込んだりするより、お米を食べた方が元気になりませんか。
頭で考えて食べているのではなく、徐々に体(胃腸)が「こっちを食べたい」「これは欲しくない」って私たちに教えてくれているのです。
幸せ腸セラピー協会が伝える腸活は、健康の土台は築いていく一方で、正論を押し付けることは一切ありません。
また腸もみサロンでのカウンセリングも同様に、普段のお食事内容を伺うことはあっても、ダメ出しすることはしませんのでご安心ください。