東洋医学の世界では、私たちの体は宇宙の法則と同じように、五つの要素(木・火・土・金・水)で構成されていると考えられています。この五つの要素を「五行(ごぎょう)」と呼び、それぞれの要素が私たちの心身に深く関わっていると言われています。
今回は、その五行の一つである「火」に注目し、「火」のエネルギーの特性と、心や身体との関係性について深掘りしていきます。
「火」は燃え上がる炎のように、情熱やエネルギーを象徴します。心と「火」は密接に結びついており、心の状態は、私たちの身体の様々な部分に影響を及ぼします。それはもちろん腸にも、です。
この記事では、五行の「火」と心の関係性、そして心のバランスを整えるための具体的な方法について解説していきます。心と体の健康に悩んでいる方、東洋医学に興味のある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
五行の「火」と心の関係性
五行の「火」に関する臓器は、心臓だけでなく小腸とも深く関わっています。
私たちに馴染みのある西洋医学では、小腸と大腸をセットで「腸」としたり、さらに胃もプラスして「胃腸」と消化器系をひっくるめていますが、東洋医学的には、小腸と心臓が同じグループなんです。
どちらも血液がたくさん流れていてドクドク熱い臓器である共通点があります。(ちなみに「火」の色は赤です)
「火」のバランスを整えるための具体的な方法
- 食養生:赤やオレンジ色の食材(トマト、赤パプリカ、ニンジンなど)は、「火」のエネルギーを高める働きがあります。一方で、緑黄色野菜や海藻類は、「火」のエネルギーを鎮める効果が期待できます。何だか面白いですよね。
- 生活習慣:生活習慣の中でも、特に十分な睡眠をとることで、心のバランスを整えることができます。「木」が睡眠とかかわりが深いのですが、「木」→「火」へと循環すると考えられています(「木」が「火」を生む、と言ったりします)。
- 運動:適度な運動はストレス解消や血行促進に効果があります。特に、心肺機能を高める有酸素運動がおすすめです。
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腸活と「火」のエネルギー
腸活=便秘解消=大腸。このように捉える人もいらっしゃいますが、東洋医学の観点から見ると、小腸と大腸は別の臓器で(そりゃそうなんですが)役割が異なるのです。そこをひとまとめにすると、あなたにあった腸活とは言い難いでしょう。
腸もみでは小腸もしっかりほぐしていきます。頑張り屋さんは小腸が硬くなっていることが多いですよ。
また、腸セラピスト資格講座のカリキュラムでは、カウンセリングのときに「あ、火のエネルギーがお疲れかな」というのが(身体に触れる前から)わかるようになるコツもお伝えしています。
もちろん私たちは医者ではないので、あくまで仮説ですが、それでもある程度の仮説が立てられると、一般論ではなく、お客様にあったお話しができるようになりますよね。
まとめ
五行の「火」と心の関係性について解説してきました。腸活を始めるということは、東洋医学の世界に触れるということです。この考え方を参考に、心と体のバランスを整えて、健やかな毎日を送りましょう。