東洋医学が語る、心と体の深い繋がり
東洋医学では、心と体は切り離せないものと考えられています。例えば、怒りは肝を傷つけ、憂いは脾を傷つけるなど、心の状態が身体に影響を与えると言われています。ストレスがたまると胃にくる…ということを思い出すと、イメージしやすいではないでしょうか。
逆に、身体の不調は心の状態にも影響を与えます。風邪が長引けば気も滅入りますよね。花粉症なんてまさにそう。鼻水がズルズル出るという症状だけなのに、外に出るのもおっくうになってしまいます。
『病は気から』― 東洋医学では、この心と体の相互作用を重視し、心身のバランスを整えることで健康を維持することを目指します。
陰陽五行の考え方で、自分自身を深く理解する
陰陽五行は、宇宙万物を陰と陽、そして木火土金水という五つの要素に分類する考え方です。私たちの体も、この陰陽五行のバランスによって成り立っています。
図は腸セラピスト資格講座で使用するものですが、このような五角形を見たことはありますか。薬膳の勉強をされたことがあれば、覚えがあるかもしれません。また占いの四柱推命も木火土金水で判断されますね。
肝は木に、心(心臓のこと)は火に、脾胃は土に、肺は金に、腎は水に対応しています。
この五行のバランスが崩れると、様々な不調が現れると考えられています。ちなみに肝臓ではなく「肝」、腎臓ではなく「腎」という表現は、まさに東洋医学ならではですね。
そしてすでに書きましたが、心は心臓であって、感情などではありません。木火土金水のそれぞれに該当する感情があるからです。
腸活ブログにたどり着いたなら、小腸と大腸がどこに該当するのか気になるかと思います。小腸は心と同じ「火」、大腸は肺と同じ「金」です。
日常生活の中に取り入れる、東洋医学の知恵
東洋医学の考え方は、特別なことをする必要はありません。日常生活の中に少しずつ取り入れていくことで、健康な体を作ることができます。
まとめ
東洋医学と陰陽五行の考え方は、現代の生活に活かせる多くのヒントを与えてくれます。関連記事