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腸活との関係は? 東洋医学で紐解く「肺と大腸」の意外なつながり

2025/07/30
腸活との関係は? 東洋医学で紐解く「肺と大腸」の意外なつながり
東洋医学では、万物は五つの要素(木・火・土・金・水)で構成されていると考えられています。これは私たち人間にもいえることで、この五行論に基づくと私たちの五臓六腑はそれぞれ五行のいずれかに対応し、特有の性質や働きを持っています。

私たちが生まれた時からお世話になっている西洋医学(病院やクリニック)では、肺と大腸をセットで見ることはありません。小腸と大腸で「腸」として見たり(そもそも小腸にはあまり注目されません)、胃を含めて「胃腸」として見ますよね。

ところが東洋医学では、肺と大腸は同じグループに属しています。今回は、その中でも「金」の性質を持つ肺と大腸に焦点を当て、健康との深い関係について探求してみたいと思います。

肺と大腸の関係性|同じ「排出」の役割を担う

深呼吸

なぜ肺と大腸が同じグループなのでしょうか?

病院に行くと、「腸」といえば大腸を診られます。大腸検査もありますよね。また、「胃腸」でひとくくりにされています。


ところが五行説(というか、東洋医学)では、胃・小腸・大腸はそれぞれ別の臓器と見なします。

五行説において、「金」には「収縮」「乾燥」「清浄」といった性質があり、不要なものを外に出す「排出」の働きを司ります。


肺:呼吸によって体内に新鮮な空気を取り込み、体内の不要なもの(二酸化炭素など)を排出します。

大腸:消化された食物から水分を吸収し、便として体内の不要なものを排出します。


このように、肺と大腸は「出す」という点で、共通の重要な役割を担っているのです。
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私が五行を学んだ時、なるほど!おもしろい!と一番感動したのは、この「金」の肺と大腸の説明を聞いたときです。実は同じような働きをしている、ということですね。


肺と大腸は、互いに表裏一体の関係にあり、どちらかが不調になると、もう一方にも影響を及ぼすと言われています。

例えば、肺が弱ると、呼吸が浅くなり、大腸の働きも鈍って便秘になりやすくなります。逆に、大腸の働きが滞ると、肺にも熱がこもり、咳や喘息などの症状が出やすくなることがあります。


幸せ腸セラピー協会の腸セラピスト資格講座でお伝えする腸もみ(施術)の中では、呼吸のタイミングを作ります。
また、腸セラピストに「呼吸が浅いので…」と指摘された方もいらっしゃるかもしれません。便秘と呼吸の何が関係しているのか疑問に思われた方は、ここの話しを思い出していただけると嬉しいです。


肺と大腸の不調が引き起こす体のSOSサイン

現代社会では、ストレスや不規則な生活、大気汚染など、肺と大腸に負担をかける要因が多く存在します。これらの要因が積み重なることで、以下のような不調を引き起こす可能性があります。


  • 便秘、下痢:大腸の働きが低下することで、便が硬くなったり、逆に水様便になったりするのはご存じのとおり。
  • 呼吸が浅い、息切れ:肺の機能が低下することで、呼吸が浅くなり、運動不足や疲労を感じやすくなります。
  • 肌荒れ、乾燥:肺は皮膚とも深く関わっており、肺の機能低下は肌の乾燥やトラブルにつながる可能性があります。美肌を目指す方は腸活もされているというケースも増えてきました。芸能人でもよく聞きます。
  • 免疫力の低下:肺は外界と体内の境界線であり、免疫機能を担っています。肺の機能が低下すると、風邪をひきやすくなったり、アレルギー症状が出やすくなったりします。


東洋医学の視点から考える肺と大腸のケア

では、肺と大腸の健康を保つためには、どんなケアをすればいいのでしょうか?日々の生活でできる簡単なセルフケアをご紹介します。


1. 深い呼吸で肺を整える

肺の機能を高めるために、意識的に深い呼吸を心がけましょう。特に効果的なのは、腹式呼吸です。


鼻から4秒かけて息を吸い、お腹を膨らませる。

口から8秒かけてゆっくりと息を吐ききる。


この呼吸法を1日数回行うだけでも、肺の機能が高まり、リラックス効果も期待できます。


2. 食物繊維で腸を整える

大腸の健康には、やはり腸活が欠かせません。食物繊維を多く含む野菜やきのこ、海藻などを積極的に摂ることで、腸内環境が整い、便秘解消につながります。


3. 腸もみで体を整える

腸もみは、大腸を直接刺激するだけでなく、深い呼吸を促し、心身をリラックスさせる効果もあります。



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まとめ

東洋医学の視点から見ると、肺と大腸は「金」という同じグループに属し、お互いに影響し合っていることが分かりました。

便秘や肌荒れ、呼吸の浅さといった現代人の悩みは、この肺と大腸のバランスが崩れているサインかもしれません。


薬に頼らない健康維持を目指すなら、まずは日々の生活に「深い呼吸」や「腸活」といったセルフケアを取り入れてみませんか? ぜひ、ご自身の体と向き合い、健康的な毎日を目指しましょう。


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